【狂犬病】要注意生物・野良犬対策・噛まれる以外の感染経路など

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僕は旅をする内に犬が怖くなりました。

一度アムステルダム経由の便で帰国した際、麻薬犬にチェックされたのですが、近くに寄ってきて僕を匂うものですから、旅気分が抜けていない僕の心理状況的には犬が怖くて怖くてたまりませんでした。

なぜこんなに犬が怖くなったかと言うと、理由は一つ、狂犬病です。

日本では狂犬病が根絶されましたが、世界の多くの国では狂犬病に感染するリスクがあります。

また、野良犬も多く、絶対にワクチンを接種していないであろう犬がウロウロしているのです。

時には野良犬に追いかけられたりもしました。

そんなことから、僕は猫派に寄り切ってしまったのです。



狂犬病とは

すべての哺乳類に感染するウイルスで、人間にも感染します。人も動物も発症するとほぼ100%死亡します。

主に狂犬病に感染した動物に噛まれることで、唾液に含まれるウイルスが傷口から侵入することで感染します。感染後に、ワクチンを連続して接種することで、発症を抑えることができます。

人が感染すると、強い不安感、一時的な錯乱、水を見たり冷たい風を浴びると首の筋肉が痙攣する、高熱、麻痺、運動失調、全身痙攣が起き、最終的に呼吸障害等の症状が出て死亡します。

詳しくは厚生労働省のWebページをご覧ください。

厚生労働省

予防接種

ワクチンの種類にもよりますが、日本では多くの場合3回接種します。

1回目から1か月後に2回目、更に1年後に3回目を接種します。

僕の場合は、出発のスケジュールの都合もあり、医師と相談の上、3回目の接種を早期に行いました。その分、有効な期間が短くなる等のリスクもありますので、専門の医師と相談の上、接種してください。

注意すべき動物

狂犬病と言う名前がついているくらいなので、犬ばかり警戒しがちですが、旅をしていると様々な哺乳類に遭遇します。特に動きが機敏であったり、存在に気が付きにくい動物は要注意です。また、感染した動物は極度に興奮して攻撃的な行動を示す場合があります。

《旅で出会う要注意動物》

・犬

・猫

・コウモリ

・猿

犬は当然警戒すべきですが、猫は積極的に攻撃してこないため、気が緩みがちです。しかし攻撃してこなくても、引っかかれて傷ができた後、狂犬病ウイルスに感染した猫その傷口を舐めると感染します。

コウモリは遺跡や洞窟で頻繁に目にします。部屋の中にいたこともありました。光や鍵がぶつかるような高い音に反応しますので、刺激しないように注意しましょう。また、死んでいるように落ちていても、触ろうとすると実は生きていて噛みつかれるというようなこともあるそうなので、不用意に死骸にも触らないようにしましょう。

猿は凶暴で、食べ物や飲み物を持っていると飛び掛かってきます。露出させないようにカバンなどにしまっておきましょう。山だけでなく、国によっては建物の屋上や駅などの街中にも出没します。

噛まれる以外にも

皮膚を貫通するような噛み傷の他、出血のない小さな傷や擦り傷、むき出しの皮膚をかじられる等でも感染します。犬や猫のように皮膚を舐めてくる哺乳類には注意しましょう。

噛まれたら

感染が疑われる動物に噛まれたり咬まれたりした場合、まず傷口を石鹸と水でよく洗い流し、24時間以内に病院を受診し、ワクチンを接種する必要があります。事前に予防接種を受けていた場合であっても、再び接種する必要があります(後述)。

狂犬病は感染してから発症するまでの期間が一定ではなく、短ければ数日、長ければ2年後という場合があるそうです。発症前に感染の有無を調べることができないため、噛まれた場合は必ず病院でワクチンの接種をすることになります。

噛んだ動物を特定できる場合(飼犬等)は、2週間以上その動物が狂犬病の症状を示さなければ、狂犬病に感染した可能性を否定できますので、特定できる動物に噛まれた場合は、確認できる状態にしておく必要があります。

噛まれないために

むやみに動物に近寄らないようにしましょう。といっても、旅をしていると様々な動物の方からよって来たり、動物との接触を避けられない場面があります。

犬や猿では攻撃してきますから、その対処習性を知っておく必要があります。

犬の場合

縄張りに入ってしまった場合に襲ってきます。

ただちに縄張りから出る必要がありますが、①背中を向けること、②目を合わせること、は避ける方がよいそうです。背中を見せず、目を合わせないように視界に犬をいれつつ、ゆっくりと後退すれば襲われるリスクが下がります。

また、手元に石があれば持っておき、襲ってきた場合は恐怖を与えるために犬の近くに投げれば逃げていく可能性もあります。刺激することになるので、最終手段です。

また、バックパック等の大きな物があれば、犬との対角線上に置いておくことも有効だそうです。

両手を広げて身体を大きく見せることも有効だそうですが、もしそうできるような余裕があるのであれば、逃げる方がいいでしょう。

猿の場合

かなり素早く、トリッキーな動きをします。何もなければすれ違えるような生き物ですが、食べ物や飲み物を積極的に狙ってきますので、猿が多い場所では絶対に猿から見えないように隠しておきましょう。

猿も犬同様に石が近くにあれば持っておきましょう。投げれば逃げる可能性がありますが、刺激しないために最終手段だと思ってください。

予防接種を受けましょう

感染したとしても、予防接種をしておけば、発症のリスクを下げることができます。発症すればはぼ100%死亡するので、発症を抑える必要があります。

予防接種を受けていても、発症を確実に抑えることはできません。予防接種によって抗体ができていたとしても、時間の経過とともに徐々に効果は薄れていきますので、噛まれた場合は必ず追加の接種が必要となります。

つまり、予防接種をしていようが、していまいが、噛まれてしまえば必ず再度ワクチンを接種する必要があります。

だからと言って、予防接種を受けない理由にはなりません。旅をしていると、噛まれてすぐに病院に行くことができない場合もあります。ワクチンが病院にない場合もあるでしょう。

狂犬病は発症するまで感染しているかどうかを検査で調べることができません。そのため、確実にワクチンで発症を抑える必要があるのです。

予防接種を受けていれば、発症を抑えることができるはずですが、念のために追加で接種を受けるのです。そのため、もし噛まれて病院に24時間以内に行くことができない環境だとしても、気休め程度にはなるでしょう。

発症すればほとんど100%死亡します。そのリスクを少しでも抑えるためと思えば、高額なワクチンも接種する必要性があると言えるでしょう。

野生動物に噛まれるリスクが比較的高いバックパッカーの中にも、狂犬病のワクチンを接種していない人はよくいます。

「なら僕も大丈夫だ」と安易に思わず、旅に出る前には絶対に接種しておきましょう。

 

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せんまさお

せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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