【中東式公衆浴場】ハマム -アゼルバイジャンの老舗Taze bey hamamの紹介あり-

日本人はお風呂が大好きで銭湯にすぐ行きたがるし、温泉に至っては贅沢の極みのように思っている人も少なくないでしょう。

しかし、こうした日本の公衆浴場文化は世界中から理解されておらず、遥か昔、西洋人が初めて日本に訪れはじめた時代、彼らは東洋で独自に進化した日本の秩序ある文化を褒め称えましたが、たった3つだけ問題があるとしました。

それが「お歯黒」「キリスト教徒ではないこと」そして「公衆浴場」です。

人前で裸になるという文化は古代ローマ時代ではヨーロッパでも普通の行為でしたが、キリスト教が普及すると、教義に反するという理由で禁じられるようになりました。

現在ではそこまでお固い考えが一般的ではなくなっているのですが、単純に裸を人に見せるということに慣れていないため、恥ずかしい、はしたないと感じる人が多いようです。

同様にイスラム教でも人に裸を見せる行為には基本的には否定的らしいですが、身体を清潔に保つ行為を重んじることから、古代ローマの文化を受け入れ、公衆浴場である「ハマム」が普及していきました。(日本同様、昔は個人宅に風呂なんて普及していなかったため)

現在では個人宅へ浴室が普及したため、多くのハマムが廃れましたが、独自の文化は外国人観光客の関心を集めており、現在でも営業をつづけるハマムが中東、コーカサス地方などにいくつも残っています。

今回は、コーカサス地方の国であるアゼルバイジャンにある創業130年の老舗のハマムをご紹介します。



ハマムとは

中東全域(コーカサス含む)、中央アジア諸国、などに広くみられる伝統的な公衆浴場です。

「温める」を意味するアラビア語「ハンマ」に由来しているとされています。

浴室は通常は「蒸し風呂」であり、浴槽から昇った蒸気で汗を出し、垢すり、マッサージ、剃毛のサービスを受けます。日本で言うところのサウナのようなものです。

入り口に番台があり、内部に脱衣所と浴場があります。貴重品をはまむの親方に預けて、脱いだ衣服をまとめ、腰布をつけ、入浴用のサンダルに履き替えて浴室に向かいます。

入浴のマナーとしては腰布を纏うことが義務づけられていますが、女性は身に付けないそうです。(男女分かれているのでご安心ください)

日本は入浴ついでにサウナを楽しむというかんじですが、ハマムはサウナがメインで、かいた汗を流すお湯があるという感じです。そのため、入浴はできる場所とできない場所があります。

歴史的には、男性社会から隔離され、自由に外出することを制限されてきた女性たちの社交と情報収集の場だったとされています。素顔をさらして女性同士でくつろいで会話を楽しんでいたようです。その様子から、イランやレバノンには女湯のうるささを揶揄した慣用句があるそうです。

老舗 Taze bey Hamam

創業130年以上。伝統あるハマムですが、外観と内装が「おかしい」ハマムです。

場所

サービス

※2019年夏ごろの料金なのでご参考までに

・入場料 25マナト(1,500円程度)

・VIPルーム 30、50、70マナト(1,800、3,000、4,200円程度)

・あかすり 20マナト(1,200円程度)

・泡洗浄 16マナト(960円程度)

・ボディスクラブ 4マナト(240円程度)

・サウナ内で使ううちわ ユーカリ製 16マナト(960円程度)

・サウナ内で使ううちわ 竹製 5マナト(300円程度)

・マッサージ30分 26マナト(1,560円程度)

・マニキュア 24マナト(1,440円程度)

・ペディキュア 26マナト(1,560円程度)

・靴磨き 3マナト(180円程度)

・散髪 20マナト(1,200円程度)

・使い捨てグッズ(石鹸・シャンプー・あかすりタオル等)1つ 1.5~2マナト(90~120円程度)

など

僕は入場料、あかすり、泡洗浄、ボディスクラブ、マッサージと使い捨ての石鹸やら何やらを買ったので、合計で6,000円弱払いました。

Taze bey Hamamに行った感想

価格

正直言ってハマムにしては非常に高額です。もっとローカルなハマムに行けばもっと安いです。

サービス

観光客慣れしているので、不便はありません。英語も通じます。

経験

外観や内装は非常に魅力的です。サービスは案内が丁寧なので困ることはありませんが、「はい、次、次」というかんじで急かされました。サウナもゆっくり入っていたら「はやく出て」と出されましたが、日本のサウナの感覚で入っていると長すぎるのかもしれません。

歴史の長いハマムですが、内装は新しく清潔です。ハマムに行くというより、一つのレジャー施設に遊びに行くような感覚に近かったかもしれません。

また、料金は納得しようと思えばできるのですが、マッサージの質だけはどうも納得いきませんでした。マッサージ師によるのでしょうが、どうも押すというより撫でるようなマッサージで、強くしてと頼んでもほぼ変化なしでした。

総合して言うと、結構楽しい体験でした。ハマムデビューには良いお店かもしれません。

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せんまさお

せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。