旅中って一日で一体「何歩」歩いているんだろう。
ふと思いました。ありがたいことにiPhoneには歩数計がついているので、データを抽出して確認することができました。
国別に集計してみた結果、全く自覚していなかった事実が分かりました。
条件
①国別の合計歩数を滞在日数で割り、国別の一日平均歩数を計算する。
②国境をまたぐ移動日は前後の国で歩数・滞在日数を50%ずつ分配する。
③出発日、中断日、一時帰国日の歩数・滞在日数は50%のみカウントする。
注意点
①個人の実体験に基づく歩数の集計であり、個別の事情(体調不良・悪天候・宿の地理など)により、想定される一般的な歩数と乖離している可能性があります。
②モンゴル、ギリシャの一部に関しては、スマホの充電環境がなかったため、基本的には電源を切っており、正しい歩数が集計できていません。
③バチカン市国の歩数に関しては、区分が困難なため、イタリアの歩数に含んで集計しています。
④滞在日数が長い国ほどデータの母数が増え、歩数の信用度が高い傾向にあります。
⑤旅の日記は384日分ですが、条件③の計算の都合により、トータル385日として計算しています。
国別一日平均歩数
国名 | 合計歩数 | 日数 | 平均歩数 |
香港 | 171,705 | 7 | 24,529 |
マカオ | 91,500 | 4 | 22,875 |
ポーランド | 59,367 | 3 | 19,789 |
中国 | 1,054,811 | 54 | 19,534 |
イタリア(注3) | 117,070 | 6 | 19,512 |
イギリス | 58,165 | 3 | 19,388 |
ネパール | 305,373 | 16 | 19,086 |
コソボ | 38,053 | 2 | 19,026 |
カザフスタン | 73,565 | 4 | 18,391 |
ウズベキスタン | 165,079 | 9 | 18,342 |
北マケドニア | 36,006 | 2 | 18,003 |
オーストリア | 35,757 | 2 | 17,879 |
スロバキア | 17,837 | 1 | 17,837 |
セルビア | 35,175 | 2 | 17,588 |
トルコ | 279,975 | 16 | 17,498 |
アルバニア | 59,873 | 3.5 | 17,106 |
ミャンマー | 268,348 | 16 | 16,772 |
ボスニア | 49,942 | 3 | 16,647 |
ポルトガル | 63,494 | 4 | 15,874 |
アルメニア | 63,298 | 4 | 15,824 |
ハンガリー | 31,031 | 2 | 15,515 |
インド | 641,739 | 42 | 15,280 |
エジプト | 242,884 | 16 | 15,180 |
チェコ | 29,686 | 2 | 14,843 |
モロッコ | 146,888 | 10 | 14,689 |
アゼルバイジャン | 131,710 | 9 | 14,634 |
バングラデシュ | 146,149 | 10 | 14,615 |
イラン | 232,281 | 16 | 14,518 |
ジョージア | 269,540 | 19 | 14,186 |
スペイン | 146,501 | 11 | 13,318 |
クロアチア | 26,470 | 2 | 13,235 |
ドイツ | 52,175 | 4 | 13,044 |
モンテネグロ | 25,175 | 2 | 12,587 |
キルギス | 161,378 | 13 | 12,414 |
マルタ | 86,522 | 7 | 12,360 |
タジキスタン | 83,784 | 7 | 11,969 |
スロベニア | 23,753 | 2 | 11,877 |
ギリシャ(注2) | 142,099 | 12.5 | 11,368 |
エチオピア | 66,455 | 6 | 11,076 |
オランダ | 20,220 | 2 | 10,110 |
ベルギー | 18,789 | 2 | 9,394 |
スーダン | 63,917 | 7 | 9,131 |
モンゴル(注2) | 91,229 | 20 | 4,561 |
合計 | 5,924,756 | 385 | 15,389 |
分析・解説
上位の分析・解説
香港・マカオが他を圧倒しています。
香港に関しては地下鉄の料金が高かったので歩ける距離は歩いたこと、ハイキングをしたことで歩数が多いと考えられます。
マカオに関しては、終始カジノに熱中しており、息抜きに観光をしていた程度なのですが、一度猛烈に散歩した日があり、短い滞在日数の中で、一日で34,763歩歩いた日が平均を押し上げていると考えられます。
ポーランドはアウシュビッツ強制収容所のツアーに参加し、半日ほど歩き回ったことと、宿から遠い観光地まで歩いて行ったことが要因と考えられます。
中国、イタリアに関しては観光地が多く、歩いて回る機会が単純に多かったです。
個別の事情からこれらの国が上位になっていますが、途上国の方が歩いているイメージだったので、個人的には意外な結果となりました。中国は途上国ではありますが、各地域の都市部では十分に先進国並みの環境が整っているため、その他途上国とは同一視できませんので、こちらも想像と反していました。
下位の分析・解説
下位は大別して2つの傾向があります。
スーダン、エチオピアは①観光地が少ないこと、②人と一緒に行動していた、という共通点があります。
ベルギー、オランダ、スロベニアに関しては、市街地に観光地が密集しており、長距離を歩く必要がなかったことが要因として考えられます。また、オランダに関しては体調不良であまり歩いていません。
※モンゴル、ギリシャに関しては正確な集計が困難なため分析対象外とします。
総括
なんとなくのイメージでは、途上国で道なき道を一生懸命歩いていた気になっていましたが、先進国の方が歩いている傾向にありました。これは、物価が高いため、限られた時間で多くの経験をしようとした結果かと思います。逆に物価が安いほど、一日の固定費が安いため、腰が重い傾向にあるようです。
いずれにせよ、歩いた国と歩いていない国の間で、二倍以上の差が生じているとは思いもしませんでした。
更に驚いたのが、合計の歩数です。600万歩弱も歩いていました。385日で600万歩。歩幅の目安は「身長×0.45」で計算できますので、僕の身長179cmで計算すると、一歩あたり、179cm×0.45=80.55cmです。
合計の歩数に掛けると、5,924,756歩×80.55cm=477,239,096cm=4,772kmになります。
これは東京からタイのバンコクよりちょっと遠くへ行ったくらいの距離です。すごく歩いたのですが、太ったのはなぜでしょうか。

せんまさお

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