中国の街にはAlipay、WeChatPayのロゴが溢れかえっています。中国における有力な電子マネーのトップ2です。それが使える場所は所謂小綺麗な店に限らず、屋台、マッサージ機、レンタサイクル、自動販売機にまで至ります。なんなら電子マネーがなければサービスを受けられないことすらありました。
基本的には現金でも不便はありませんでしたが、旅する上でレンタサイクルだけは使えなければ不便極まりないということもあり、電子マネーをゲットするまでは、日に2万歩は歩いていました。
電子マネーのチャージ方法
電子マネーをチャージするには、基本的に2つの方法があります。
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①中国の銀行口座からチャージ
②電子マネーを人から送金してもらう
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②は電子マネーを持っている人に現金を渡して僕のアカウントに送金してもらう方法ですが、余程仲が良くなければ少額しか頼むことはできないと思います。
実は①、②以外にも方法がないことはないのですが手数料がかかります。一つはチャージ代行業者にクレジットカードで支払い、チャージしてもらうもの。もう一つは日本の空港などにあるチャージ機から現金でチャージするもの。どちらも手数料は高く、旅人的には利用するのに気がひけます。
銀行口座開設の壁
必然的に①を選ぶことになりますが、こちらも楽な道のりではありませんでした。
結果から言うと、中国銀行(Bank of China)や中国工商銀行、HSBCなどの所謂大手の銀行では口座開設は不可でした。というのも、中国国内に居住しているか、中国の企業で働いているという証明書を提出しなければ、外国人に対して銀行口座の開設はすべきでないと政府機関から御触れが出ているそうなのです。(ソース:中国銀行の職員)
西は昆明から東は上海まで手当たり次第に見かけた銀行へ飛び込みましたが、大手でなくとも、よく目にするような銀行であれば、大手と同じような対応を取られました。
訪れた銀行、その数およそ20支店以上。ただ一つチャンスがあるとすれば、どんなに小さな支店であろうが、銀行には大抵の場合は英語話者がおり、意思疎通は問題なく行えた点です。まず始めは大抵断られますが、どうしても口座が必要な旨を英語で交渉することができました。口座開設までは至らなかったものの、厦門(アモイ)で見つけた銀行に関しては、3日後には開設可能だと回答を得ることができた。(移動の都合上、当日開設が必要だったので逆に断った)
断られる内に、外国人が口座開設するためのポイントが分かってきました。
①メジャーな銀行では外国人旅行者は開設不可
②電子マネーへのチャージ目的のみでは基本的に開設不可
③都市部の方が口座開設のチャンスがありそう(いきなり断られることはなかった)
④中国キャリアの携帯電話の番号が必要(香港、マカオキャリアは不可)
口座開設できた銀行
最終的に上海の「中国光大銀行」の「上海川沙支行(支店)」で開設することができました。
訪れて最初に伝えたことは2点のみです。
①外国籍の旅行者である
②電子マネーをチャージするために銀行口座を開設したい
すると、窓口へ案内していただけました。
ある程度口座開設の手続きが進んだところで電子マネーのチャージ方法について聞いてみたところ、快く説明してくださりました。

口座開設が終わり、キャッシュカードをその場で受け取りました。銀聯(Union Pay)のデビット機能も付いているので、持っていない人はこのメリットも享受できます。

せんまさお

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