【無職ライフ】仕事を辞めて気づいた6つのこと

僕は2018年4月27日に勤めていた会社を退職し、現在まで2年4ヶ月くらい半無職生活を送っています。具体的には貯金を切り崩しながら旅をし、たまにほんの少し臨時収入があるというイメージです。

働いていたときは「休みたい」「はやく休みになって欲しい」「休みがほしい」などと思っていましたが、実際に毎日がホリデーになってみると、想像とは違う日々が待っていました。

今回は、無職男性29歳旅人(地雷フルコンボ)のリアルな体験談をご紹介します。



お金を使うことが怖くなる


貯金は計画通りに溜まっているはず。

しかし、例え予定通りの出費であろうと、収入がないことが気になり、お金を使うこと自体が怖くなります。「もしお金がなくなったら死んじゃう!」と、不安で眠れない日が定期的に訪れます。

働いていたころは「使っても入ってくる」という感覚が無意識にあり、特に気にすることなくお金を使っていました。実際はまだ大丈夫なのですが、日々の生活費は穴の開いたコップから漏れる水のようなもので、水が注がれなくなると、いつか空になってしまうことを示しています。現在は新型コロナウイルスによる帰国難民生活を送っているので、早く帰国して収入が欲しいです。

疲れが取れる


仕事を辞めて2週間経過したころに気がつきました。「身体が軽いぞ」と。

土日の休みで疲れが取れていると勘違いしていましたが、実際にはマイナスが0になっているくらいで、もっと休むと体力はプラスまで持っていけるのです。

加齢による衰えだと思い込んでいましたが、単に疲れが溜まっていたことが原因で身体が重かったのでしょう。

会社員は2週間もごろごろできないので、人によっては定年退職まで実感できないのでしょうが、その頃には体力も落ちていると思うので、やはり実感できないかもしれません。

「最近オールできないわあ」とか言っているアラサー会社員のあなたも2週間ごろごろしていればオールができるようになります。

休みに飽きる

あれほど待ち望んでいた「お休み」ライフですが、いざ休み始めると「暇であること」に気づきます。正確にはやれることにも限界があることを知ります。これは精神的な問題ではなく、シンプルに自分は暇でも「友達は働いている」という一点の事実からくる問題なのです。

何かをするとき、一人でできることもあれば、誰かと一緒でなければできないこともあります。そんなときに、一緒にする相手がいないことに気づきます。とにかく平日が暇なのです。あれほど休みたかったはずなのに不思議なものです。

なので一人でもできることを始めて結局忙しい生活を送ることになります。「休みたい」と思っていましたが、正確にはちょっと疲れていただけだったのでしょう。

生活のリズムが乱れる

油断するとびっくりするくらい無茶苦茶なタイムスケジュールで生活し始めてしまいます。酷いと10時に寝て5時に起きる生活です。もちろん10時は朝で、5時は夕方の方です。

会社勤めだと、朝起きなければなりませんし、朝起きるために夜寝なければなりません。しかし、出社の義務を負わない無職は限りなくナチュラルな生活リズムを獲得していきます。そしてそれは一定ではなく、少しずつずれていくのです。

もちろん健康に良いはずがなく、生活リズムの乱れと同時に体調も乱れてきます。自律した生活を送ることがこれほど困難になるとは思ってもみませんでした。

仕事を聞かれて気まずくなる

「お仕事何されてるんですか?」

と髪を切ってもらっているときに聞かれて思わず僕は言いました。「自営業です」と。

なんと便利な職業でしょうか。自営業なのだから自発的に働かなくてもおかしくはありません。つまり、僕は無職なのではなく、自営業者のお休み期間を送っているだけだと言ったことになります。

正確にはたまに収入がありますのであながち嘘でもないのですし、別に無職なことに後ろめたい気持ちもないのですが、無職と答えると相手が困ると思って咄嗟に自営業と答えたのです。恐らくベストアンサーでしょう。

そして次の質問が飛んできました。

「どんなお仕事なんですか?」

仕事を言い訳にしていたことに気づく

「仕事があるからできない」「休みになったらやろう」と考えていたことは、実際に時間ができてもなかなかできないことが殆どでした。

そもそも「本当にやりたいこと」ならば、いくら時間がなかろうと、寝る間を惜しんで無理やり作り出して取り掛かるものですから。

結局「やらない人はやらない」ですし、「やらない事はやらない」のでした。唯一できたことは、本当に時間がなくてできなかった「旅」くらいです。

僕は会社員時代、平日は起きている時間の89%を会社で過ごしていたのですが、それでも「どうしてもやりたいこと」「やる必要があると思ったこと」は時間を作ってやっていました。

結局のところ、仕事は「言い訳」でしかなかったと気がつきました。もちろんそうでない人もいると思いますが、それはきっと「平日は起きている時間の90%以上を会社で過ごしている人」くらいのもんでしょう。知りませんけど。

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せんまさお

せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。