旅は自由なものなので、明確に「これだけは必要不可欠だ’」といったことは言いたくないのですが、経験から「これは役に立ったな」と感じた「力」を書きだしておきます。これは旅人ではない人が旅の理解を深めるための情報にもなるとおもいます。
僕は以下のことが割と難なくできたので、今日は自慢大会ということになります。
コミュニケーション能力
仮に英語が話せる場合でも、現地の人が英語を話せないことは往々にしてあります。その場合、身振り手振りでなんとか伝えようと努力するのですが、うまく伝わり、相手が返答してくれても、それを察する能力がなければ理解することができません。日常の何気ない会話や、議論などの複雑なやりとりは身振り手振りで難しいのですが、質問してその答えをもらうといったやりとりに関しては、コミュニケーション能力が存分に生かせる場面だと思います。コミュニケーション能力の低い旅人は事前の情報収集に力を入れているようでしたので、そのようにしっかりと準備すれば難なく進めるのかもしれませんが、旅人は基本的に準備が苦手な人が多いので、コミュニケーション能力でカバーしている人が多いような印象でした。
もちろん、コミュニケーション能力が高ければ、それだけ現地の人と仲良くなることも容易でしょうし、怪しい人を避ける力にもなるでしょう。また、旅中には見知っている人や立ち寄れる場所もないので、初期状態では頼るものがありません。現地で頼れるものを見つけるためにも大事な能力かなと思いました。
自信がない人は、やはり事前に情報をきちんと調べておいた方が身のためです。
ITリテラシー
残念ながら古き良き旅は壊滅状態にあります。具体的には紙の地図や安宿街、旅ノートといったものがなくなりつつあります。一昔前の旅では、まず紙の地図を手に入れ、元に安宿街へ向かい、宿に置かれた旅ノートを見て旅の情報を集めていました。しかし、スマートフォンの普及に比例して、地図アプリ、ホテル予約サイト、個人ブログに置き換わっている印象です。
アナログな手段は旅の雰囲気とマッチするので、アナログからかけ離れること、たとえば前述の3つなんかは避けがちな意識がありますが、低コストで旅するためには必要だったりします。
また、最近はビザの申請やらチケットの購入など旅に必要なことがネットで手続きできるようになりました。これはもう便利とかいう次元の話ではなく、なぜ使わないのか不思議というレベルのものです。
旅中に度々ITリテラシーが低くて困っている人の手助けをしました。日本よりインフラがIT化している国は少なくありませんでした。頑張って身に付けましょう。
記憶力
道を歩けば道を覚え、明日移動するバスの時間を覚え、行った場所の名前を覚えておく、といったことはメモを取ったりすれば忘れないのかもしれませんが、パッと覚えておけば楽ですしミスしません。
道なんかは、一度歩いた道を一生忘れないくらいの感覚で歩いていれば、割と覚えられるものです。事前に地図を覚えておけば、目的地まで迷うことなく向かうことができます。そして色々と情報を覚えておけば、後から出会った旅人に共有するときにも便利です。
自律心
毎日が選択の連続である旅。やりたいこともやるべきことも次々と出てきたりしますが、自由な旅だからこそ、ついつい楽な方へといってしまいます。それが悪いという訳でもないですが、優先順位を無視して行動していると、損する場面はあると思います。「昨日電車を予約しておけば安かったのに…」「もうあのお祭りまでに街に行くのは間に合わないや」と後悔しないためにも、今日しておいた方がいいことから目を背けずにやっておいた方がいいです。
これができない人ほど現地の方に助けを求めたり、同じ宿にダラダラと連泊しているような印象でした。それでいいなら、それでいいのですけれど。
ポジティブな心
とにかく毎日いろんなことが起きるものですから、落ち込むことや、不安になること、精神的に疲れることはよくあります。しかし、そんな状態で旅していると楽しめるものも楽しめなくなると思います。
とにかく元気がないときはおススメのフレーズがありますので、頭の中でイメージしながら唱えてください。
「広い宇宙の数ある一つの青い地球の広い世界の小さな島のあなた」
そう、MONGOL800の「小さな恋のうた」の歌詞に手を加えたものです。このように考えると、自分の気持ちの存在の小ささが視覚的に理解でき、大抵のことはどうでもよくなります。それでもどうにもならなかったとしても、場所を変えたりすれば問題は割と解決するので、思い切って国チェンジをすればいいと思います。
せんまさお
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