早朝6時。バガン(パガン)に着いた。この街で腹を壊し、遺影を撮影した因縁の街だ。
昔泊まった藤井フミヤそっくりの日本語を話せるオーナーがいるピンサルパゲストハウスに泊まろうとしたが、ちょっと高かったのでやめた。
ちなみにピンサルパゲストハウスとタクシーの客引きに言ってみたら、
「あいつはジャパニーズヤクザだ」
と言われていた。
違う、藤井フミヤだ、と思ったがたぶん伝わらないので言わなかった。
観光地はオールドバガンという地域なのだが、オールドバガンには高級ホテルしかないので、僕はニューバガンという少し離れた地域にある宿に泊まることにした。
夜行バスの前の席の人がエグいほど椅子を倒してきて寝れなかったので、とりあえず宿で寝ようとしたところ、すぐ後に同室に日本人の方がチェックインしてきたので一緒に観光することにした。
このバガンという街は世界三大仏教寺院と言われる寺院群があり、どこを見渡しても仏塔、寺院がニョキニョキと生えている。
たまたまツアリストインフォメーションを見つけたので地図をもらい、教えてもらった箇所を虱潰しに回った。







途中で気がついた。
「もう満足だ」
美しい大仏があれば少しテンションが上がるが、基本的に遺跡や寺なので飽きたのだ。
カフェで少し休んだ頃、夕陽が傾いてきたのでサンセットを見に行くことにした。
以前も行った有名なサンセットポイントの仏塔に向かった。

入り口で男に声をかけられた。
「今は2015年の地震の影響で登れないよ、他にいいポイントがあるから連れて行ってあげる」
確認してみると確かに登れなくなっていた。
絵描きだという男は後で絵を見ることを条件にそのポイントまで連れて行ってくれた。
どこで知ったのか、その廃墟のような崩れかけの遺跡の頂上には、いくらかの観光客がサンセットを待っていた。
少し前まで雲に隠れていた太陽も顔を出し、仏塔がひしめく大地にゆっくりと沈んでいった。

さあ、帰ろう、と思ったがその前に男の絵を見なければならない。事前に買わないよと言っていたが、いい場所まで連れてきてくれたので少しばかりチップをあげた。
少しすぎて逆にいらんと言われたのでムッとしたが、たぶん僕がケチすぎた。
それでも受け取ってもらったらラッキー的なことを言って消えていった。
バガンはもう正直満足だが、バスは明後日だ。明日何しよう。
I arrived in Bagan by night bus. I checked in a hotel and I wanted to go to bed because I couldn’t take a sleep in the bus. Suddenly, a Japanese came to my room so we go to sightseeing together today. We watch many temples and ruins. We got tired of sightseeing. Finally, we watched sunset from a ruin. I was satisfied with Bagan but my bus ticket to go to next city is day after tomorrow’s. What should I do in this town.

せんまさお

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