午前2時半にエジプトの首都、カイロへ到着。アフリカに来たワクワクよりも眠たさが圧勝。
空港のメインターミナルに到着しなかったので、アライバルホールは特にお店もなく、閑散としている。
唯一ブースを置いている通信業者でSIMカードを買い、ベンチで仮眠を取った。
喫煙室で一服していると、今しがた到着したらしいサウジアラビア人のおじさんが疲れた様子で入ってきた。
「エジプト人は騒がしい!」
こんなに遅い時間でも、タクシードライバーは空港の中にまで入ってきて客引きに励んでいるのだ。
そんな客引きは断りつつ、朝までベンチで過ごした。
客引きではなく、配車アプリで手配したタクシーに乗り込み街へ出た。
宿に着いたのは午前7時。雑居ビルの階段を登り、看板も出ていないドアを叩いた。
当然チェックインにはまだ早いが、24時間フロントは空いていると聞いていた。
中からは眠たそうなスタッフが出てきた。
「チェックインにはまだ早いからロビーでくつろいでおいて」
ソファで寝ていいか聞くと、毛布を貸してくれた。
寝ていると人の気配がして起きた。女性がこちらを見ている。
「おはようございます、ですか?」
おはようございます、です、と答えた。日本人のようだ。
「なんでそこで寝てるんですか?」
さっき着いたので、と答えたところまでは覚えているが再び寝たようだ。
何か感触がして目が覚めた。
スタッフが毛布をもう一枚かけてくれたようだ。再び眠りに落ちる。
今度は身体を叩かれて起きた。
どうやらベッドが空いたから今から使っていいらしい。
部屋に行くと、Sズキさん(Sーさん)がいた。Sーさんとは昨年、香港の宿で出会った。最近、お互い近くにいるという事がわかり、アフリカ旅で合流しようと待ち合わせていたのだ。
およそ1年ぶりの再会で話し込む。Sーさんはワクチンを打つために病院へ行ったので再び寝ることにした。
起きると午後2時過ぎ。十分に眠気は覚めた。
スタッフがイヤホンを貸してくれというので貸すと、お礼にピーナッツをくれた。味がしっかりとついていておいしい。
ちょっと外に出ようという話になり、ちょっと外に出て歩き、橋に行ってみた。
大きな川だな、と思い、地図で見てみると、これこそがナイル川だった。
そしてエジプト全体の地図を見てみると、その長いナイル川に沿って街があるようだった。
つまりエジプトの旅はこのナイル川に沿って南下していくことになったらしい。
なるほど、おもしろそう。
せんまさお
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