本当に良い宿だった。ニューバガンにあるArthawka B&Bという宿に二日間泊まっていたのだが、一流ホテル並みのおもてなしを受けた気分だ。
一泊たったの9USDしか払っていないのに、朝食、ウェルカム梅、お土産のキーホルダーまで付いていた。スタッフはいつ会ってもニコニコ挨拶してくれるし、最終日は他の宿泊者もいたのに僕のドミトリーは僕一人にしてくれた。次の街へ向かうためのバスのピックアップも部屋まで呼びにきてくれて、ピックアップバスまで重い荷物を運んでくれた。
こういう時にこそチップを払いたくなるもんだが、チップ文化のない日本人&ミャンマー人なので払いたくなっただけで宿を後にした。
さあピックアップバスからいつになったらバスに乗り換えるんだろうと思いつつもウトウトしてしまい、寝ていると叩き起こされた。
「お前の席そこじゃない」
僕はピックアップバスなんだから席は自由だと思ってましたマジですいませんと伝えた。
「これピックアップバスとかいうアレじゃなくてこのバスでそのまま向かうんやで」
彼が指差す方向を見ると座席に番号が振られていた。
まさか、この路線バス払い下げ感のあるミニチュアバスで5時間移動するとは素敵な笑顔で宿を後にした時には夢にも思わなかった。
僕の座席は入り口のすぐ後ろ。ドアを自動で開閉するための機構があるため足元が他の席よりグッと狭い。バス運の無さを嘆いた。
5時間の距離にもかかわらず何度も休憩を挟む。しかも5分しかないのでトイレに並ぶことすらままならず、男たちは茂みに入っていく。女性は並んでも間に合わなかったようで不満そうに戻ってくる。よくよく見てみると運転手がクーン(噛みタバコ。キンマとも言う)を買うために止まっているようだ。僕は頻尿なのでバスがストップするたびに茂みに駆け込んだ。大丈夫、ペットボトルの水でちゃんと手は洗っています。
結局到着は2時間遅れで、マンダレーという街に着いたころにはほぼ夕方。宿のスタッフから丁寧な宿の説明を受けていたらすっかり日が暮れてきた。
ちなみにそのスタッフがメチャクチャ美人でビックリした。たぶんインドとミャンマーのハーフ的な方なんだろう。僕は昼食を食べてなかったので頭が回らず、ファーファー返事しながらハンバーグのことを考えていた。今日は観光は諦めてご飯を食べに行った。
その道すがら、イルミネーションでライトアップされたパゴダ(仏塔)を見つけたので、寺院に入ってみた。動画を撮っていると、奥から犬の唸り声が聞こえた。
https://senmasao.com/wp-content/uploads/2019/02/img_1332.movヤバイ襲われちゃう、と思ったときには既に2匹の犬が吠えながらこちらめがけて全速力で走ってきていた。アテレコすると「お前を殺す」と言っている。
こちらも食われてなるものかと全速力で逃げる。マンダレーの夜を駆け抜けながら、なぜか笑えてきた。これが青春か。
I stayed great and cheap hotel. One night fee is only 9USD but they gave me great and great services including breakfast and a gift. When I checked out, a staff carried my baggage to my bus. Thank you!!! The bus was so narrow to me. I moved from Bagan to Mandalay. It took over 7 hours. I arrived in Mandalay at evening. It was easy to give up to sightsee. Anyway, I wanted to eat dinner. When I went to restaurant, I found a temple that was light upped. I entered the temple, I heard a barking of dogs all of sudden. Some dogs chased me so I run away. I don’t know why, but I felt youth.
せんまさお
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