空港行きのバスがない。しかも空港行きのタクシーは定額100ディルハム(1,100円程度)。
恐らく距離的には20~30ディルハム(220~330円程度)くらいだと思うけど、タクシー利権みたいなもんなのかなんなのか。
路線バスが定額3.5ディルハム(39円程度)なので、空港行きのタクシーがべらぼうに高いことが分かる。
調べてみると、空港から徒歩30分程度の場所にバス停があることが分かったので、とりあえずそこまで向かってみることにした。
3.5ディルハムを払い、バスに乗ること20分。空港近くの荒野に降ろされた。
もう歩くしかない。ここから30分ほど歩き、空港に到着。
まだチェックインカウンターは開いていないようだが、運行の電光掲示板は電源が切られているのでよく分からない。
そもそも、空港の建物の前に、ターミナル1、ターミナル2と書かれた看板がそれぞれ同じこの建物を指して立っていた。建物はひとつしかない。いったいどこがターミナル1でどこがターミナル2なんだろう。というかタンジェ空港(イブン・バットゥータ空港)自体がえらく小さいのでターミナルを分ける必要があるのか。
とりあえずインフォメーションカウンターで、チェックイン開始時刻を聞くと、航空会社のカウンターで聞けと言われた。
航空会社のカウンターで聞くと、チェックインカウンター前の警備員に聞けと言われた。
警備員に聞くと、分からんと言われた。
それじゃあ誰が知ってて、どうやって知れと言うのですか。
とりあえず待つかと座って待っていると、カウンターに向かってスタッフらしき人が歩いて行き、しばらくしてカウンターは開いた。
チェックインを終えると残ったお金をユーロに変え、端数でお菓子を買って搭乗ゲートへ。
ラウンジで本日一食目の食事を済ませ、小型機に搭乗。一旦スペインのマドリードへ向かった。
マドリードで3時間のトランジット待ち。すぐさまラウンジへ向かい、無料の食べ物をしこたま胃に詰め込んだ。
腹パンパンで再度飛行機へ。
到着したのはイタリアのフィレンツェ。フィレンツェは英語だとフローレンスと言うらしい。なんか聞いたことあるようなないような。
路面電車で市内へ向かい、宿へ。他のヨーロッパと比べて、なんだか治安は良さそうな雰囲気。
もう完全に夜なので、近くのスーパーにパンとコーラを買いに向かう。
商品をカゴに入れているとかわいい女性の店員が声をかけてきた。
「クロス」
なになに?と聞き返すと「クロス、クロス」と繰り返されるがよく分からない。
クロス?クロス?と聞き返していると、
「金払え!」
ヒェッ
どうやら店を閉めるから会計してという意味だったらしい。クローズと言っていたようだ。イタリアの英語も難しそう。
今夜のお宿は修道院を改装したものらしく、宿泊棟へ向かう通路には天井画が描かれている。夜薄暗い中で見ると少し怖い。
電子レンジでパンを温めて食べようと思ったら、大掛かりなオーブンしかない。そしてコンロは8個もあるのに、フライパンは2つしかない。海外ってこういうの多いよな。本当に不思議でしょうがない。
明日は一日中駆け回るぞ。物価が高いんだ。ゆっくりはしていられない。
せんまさお
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