中国の西部、昆明へやってきた。当たり前だが日本人と同じ顔をしている。
道や街並が非常に綺麗で、違う国に来たことが実感できる。すでに地下鉄は今日の運行を終えていたので、タクシーで市内へ向かう。全く揺れない車に、逆に酔いそうになった。
宿に着いたのは夜の11時。場所が分からず人に聞いたが、英語が全く通じないので非常に苦労した。一人、深夜の公園にたたずむ謎のおばちゃんの強力な協力を得て無事宿に着いた。
宿には英語が通じない中国人しかおらず、チェックインさえてこずったが、Baidu(百度:中国のIT企業)の翻訳ソフトを使ってなんとかなった。
宿泊者の方々は非常に優しく、その翻訳ソフトを使って僕とどんどん話してくれる。正直な話、中国人の中には反日感情が強い方がいると聞いていた(昆明でも反日デモがあったらしい)ので安心した。ただ、宿の万国旗に日本の国旗がなかったのが少し気にはなる。
夜遅くまで話し込んでしまったが、ネパールとの時差が2時間15分あるので眠たくはならなかった。
そのせいで起きたのは午前10時。身振り手振りでなんとか洗濯機を借りて洗濯を済ませた。
よく考えると昨日は晩御飯を食べていなかったので腹が減ってしょうがない。昆明市内へ地下鉄で向かったが、漢字のハードルが高い。結構日本人でも理解できるのだが、中途半端にわかる分、無理に読もうとして混乱するのだ。
文字が全く分からない国では人に聞きまくるのだが、自分で勝手に解釈して進んでしまうので思いの外、苦しんでいる。
それにしても漢字はすごい。世界で唯一の表意文字らしい。読み方なんて全く分からないのに、観ると意味が頭に浮かんでくる。
例えば
「可以在这里洗衣服晾干吗?」
は
「ここで洗濯して干してもいいですか?」
的な意味になる。(間違ってるかもしれない)
ほぼ意味不明な文字列だが、なんとなく分かる。
「昆明西部汽车客运站」
は昆明の西部バスターミナルだ。
見たこともない漢字なのになんとなく意味が分かるのは不思議な感覚でしかない。
漢字は覚えるのも書くのも時間がかかるものだが、読む側からすればこんなに効率の良い文字は他にないんじゃなかろうか。
たった一文字からでも複数の意味を汲み取れるから文章にも深みが出る。素晴らしい文字じゃないの。日本は中国から漢字を貰っておいてラッキーだったんじゃないか。
ただ、中国は平仮名や片仮名を使わないので全部漢字だ。街を歩いているだけで、多すぎる情報が次々と頭にぶち込まれてくるようで、なんかちょっと疲れる。
中国は土地が広大だからか、道も歩道も余裕のある広さのようだ。綺麗に整備された道と街並みに少しの違和感を覚えながら歩き回った。
昆明は完全に都会だ。岡山県の10倍くらい都会だ。便利だが落ち着かない。さっそく明日は街を移動しよう。
I walked in Kunming city in China. I saw a lot of Chinese letters in the city. Japanese can understand Chinese letters a little but not completely. Usually, I ask about how to travel to any people but I didn’t ask anything in China because of Chinese letter. It makes me confuse. Maybe I should ask to someone but I try to read Chinese letters. It’s bad choice maybe. And most people cannot speak English so it’s difficult to communicate with people so far.
せんまさお
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