ドビーガード。インドで1番大きな洗濯場。
ホテルやレストランの洗濯物を一手に引き受けているこの場所は、洗濯職人たちが人力で一日中洗濯をしている。
入ると面倒な人が寄ってくるらしいので、陸橋の上から眺める。
パンツ一丁の職人が、水にまみれながら全身を使って洗濯しまくっているのが見える。
少し現代チックなのが、風に乗って流れてくるダウニー的な甘い香りなところ。
背後に建設中の高層ビルが見える。ホテルになるのか、ビジネスビルになるのか分からないけど、発展中のムンバイの表裏が見える。
ムンバイにはビジネスマンなのか綺麗な身なりの人も多い。通勤時間帯には日本と同じくビジネスバッグを携えて早歩きで移動している人もいる。今までの都市では見なかった光景だ。
ラッシュアワーは街中がごった返し、電車からもバスからもドアから人がはみ出ている。そこはインドっぽい。
全く進まないバスの隙間を縫って駅へ向かい、次の街までのチケットを買おうとするが、ご飯タイムらしく外国人専用窓口は無人。ちなみに外国人専用窓口以外の窓口に行っても相手をしてくれなかった。
ようやくチケットを手に入れ、僕はサロン(語尾を上げて発音する)に向かった。
そう、パーマだ。
サロン(語尾を上げて発音する)で聞いてみた。
「パーマできますか」
髭もじゃのおじさんは、切ることしかできないと言った。
2軒目のサロン(語尾を上げて発音する)でも聞いてみた。
「できることはできるけど、専用の器具がない。というか男がパーマするのは日本では普通なの?」
僕は言った。
「普通はするよ」
そう、言い間違えたのだ。
すると彼はすぐに器具を用意すると言った。待つこと30分、彼はパーマするのに必要なものを全て揃えてやってきた。
初めてのパーマ。ドキドキする。
カールさせるあの髪の毛を巻くやつがどんどん取り付けられていく。毛根が引っ張られて痛い。約1時間かけて僕の頭があの髪の毛を巻くやつだらけになった。
続いてあの臭いパーマ液的なやつをかけられる。関係ないスタッフが見守っている。心なしか笑っている。
パーマ液をかけられてから約1時間、あの頭を洗う例のところに寝させられる。首が痛い。首が痛すぎて全身が不快だ。モゾモゾしているとスタッフが優しく声をかけてくれる。高さを変えようか?水いる?肩揉もうか?
水をもらいモゾモゾしながら1時間耐えた。この世の地獄のように苦しかった。
トータル3時間でパーマは完成した。
見守っていたスタッフが言った。
「完成が見たいから仕事終わってたのに待ってた」
仕事熱心なのかサロン(語尾を上げて発音する)史上初の男のパーマに対する興味本位なのか分からないが、完成したパーマを見て微笑んでいた。
パーマをしてくれたメジソンさんと熱い握手を交わし、パーマの匂いを撒き散らしながら僕は夜の街を歩いて帰った。
で、1日が終わると思っていたら、帰り道、止まっていた車から急に大量の煙が登り始めた。
乗車していた人が焦って降りてきて逃げる。僕も爆発するんじゃないかと思って逃げたのでその後は知らないけど、とにかくテロとかじゃないかと焦った。たぶんボロいだけ。
つづく
I went to Dhobi Ghat today. It’s biggest laundry place in India. We can see the washing scene but if you enter this place, you have to pay a lot of chip.
After that, I got a perm today. This is my first time permanent wave. It’s very funny hairstyle. OMG

せんまさお

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