朝早くから空港へ向かう。キューバはもう名残惜しくない。
空港は難解で、チェックインカウンターの位置すら曖昧な表示しかない。大まかな範囲が表示されているのみである。
職員に聞いてやっと正しいカウンターが分かった。割とすんなりと出国することができた。
メキシコのカンクンへやってきた。ハバナから近いこともあり、1時間半のフライト。
入国審査で少し止められたが、丁寧に説明したら無事に入国できた。メキシコって結構厳しいんだな。
空港からはバスで市内へ向かう。バスを降りたら夢の光景が広がっていた。
レストラン、屋台が立ち並び、コンビニの中には山のようなお菓子とジュース。

12日ぶりのコカ・コーラを流し込む。うまい。
実はメキシコのコカ・コーラは世界一おいしいと言われている。
昔、何度か日本で入手してチビチビと飲んだことがあったが、今回は惜しむことなくゴクゴク飲める。
メキシコのコカ・コーラは雑味がない。コカ・コーラの味と風味をダイレクトに感じられる。しかしながら、スッキリとした後味で、甘さが後に残らない爽やかテイストなのである。
たまらない。ありがとう。
このうまさの秘訣は甘味料としてコーンシロップを使わない、100%砂糖のみの原料にあると言われている。
メキシコは一人当たりのコカ・コーラ消費量が世界一多いと言われているが、それも納得できる味だ。生活に馴染む味、いわゆる水と同じであると言える。
僕はコカ・コーラを主な水分摂取の手段としているが、メキシコにおいては、よりピュアな水、つまりミネラルウォーターのようなコカ・コーラを摂取できるのである。身体が芯から洗われ、毒素が抜けていくのを感じる。
それはさておき、宿にチェックイン。キューバより格段に英語が通じるが、それでもスペイン語が話せた方が困らないのは確かである。
外に出て、明日行きたい場所へのツアーを予約する。楽しみにしている場所だ。


そして、楽しみにしていたタコスを食らう。キューバでは出会うことの難しかった、フレッシュな野菜が旨い。生の玉ねぎは格別だ。

その後、ブリトーを食らう。あれ?タコスとほぼ一緒?


そして宿に戻った。ドミトリーでチリ人とベネズエラ人と話す。
チリ人(名前忘れた)はミュージシャンらしく、今夜ライブをするから来ない?と誘われたが断った。移動と緊張とかでめっちゃ疲れてるからだ。本当に中断前の旅と比べて、体力の低下を感じる。
彼はものすごく社交的で、宿中の人が彼の元を訪れる。僕も2時間くらい日本やチリの話で盛り上がった。チリでも日本のゲームやアニメといった日本の文化が人気らしく、彼はマルちゃんラーメンを啜りながらポケモンについて熱弁していた。
ベネズエラ人のバレンティーノはメキシコに5年も住んでいるらしく、明日僕が行く場所についても歴史を教えてくれた。事前にあんまり準備しない勢の僕にとっては、とてもありがたい存在である。
みんなライブに行ったので、ようやく部屋が静かになった。
キューバにはドミトリーが恐らく存在しないので、ずっと個室に泊まっていたが、久しぶりにこうしてドミトリーに泊まると、やっぱりおもしろい。
スペイン語が話せたらもっと楽しいんだろうなぁ。

せんまさお

最新記事 by せんまさお (全て見る)
- 【世界一周#413】陽気な国だ - 2024年9月24日
- 【世界一周#412】逆走ハイウェイ - 2024年9月23日
- 【世界一周#411】アレナメヒコ - 2024年9月22日
コメントを残す