くそうるせえ客たちがチェックアウト。やったぜ!
優雅な朝食タイム(イモムシみたいな形のパンとコーヒー)を過ごし、オールドタウンの観光へ向かう。






なんとコンパクトなオールドタウン。2時間もかからず全て見て回れた気がする。


コンパクトな街に教会がひしめき合っている。大阪市のコンビニよりは確実に密度が高い。














腹が減ったのでラップサンドを川沿いで食べる。こんなんで2ユーロ(260円程度)もしやがる。観光地価格すぎる。水なんて500mlが1.5ユーロ(195円程度)で売られていた。なんだこの街。スーパーくらいしか健全な価格ではない。

なぜこんなことになっているかと言うと、ここに来る大多数の観光客は、豪華客船に乗ってくる高年齢層の方々らしい。確かに観光客の年齢層が高い。昨日宿にいたくそうるせえ客達はやっと若い人仲間を見つけたからテンション上がってたのかもしれない。
街を一望できる山へ登る。なんか山の上の砦に行くならこの道通るなと書いてあるけど、そこまでは行かないのでセーフなはず。というのも、正面から登れば入場料がかかるのだが、街の外れにある登山道から登れば無料なのだ。登山道は正面の道に合流して、最終的に砦に行けるらしい。

同じ考えの人たちがチラホラ同じルートで登っている。

ジグザグな登山道を登る。ヤギが大量にいる。アジアで見ていたようなヤギと違い、ちょっとデカくて彫りが深い。なんか怖い雰囲気を出している。



ヨーロッパではヤギは悪魔の象徴とされているが、それもなんとなく分かる気がする。アジアのヤギはひ弱でウメーウメー言ってゆっくり逃げ惑ってるだけだから想像がつかなかった。来てみるもんだ。


グレーゾーンの道を進んでいると、廃村に着いた。住居跡から教会まで、打ち捨てられ朽ち果てて行っている。






更にその先まで進むと崖になっていた。その崖を囲むように山が迫ってきている。360度ほぼ岩壁。恐ろしいまでにもう人が立ち寄っていない場所。尖った岩がゴロゴロ転がっているだけ。下まで降りてみたいが、岩が崩れないとも限らないのでやっぱりやめておいた。

正面の登山道との合流地点へは梯子をよじ登り、城壁の窓から内部に入る。完全に怪しい。ここにも砦へ行く人は正面から入れと注意が書いてある。城壁ならセーフだろうと周りにいた人たちと納得し、ちょっと入ってみた。



オールドタウンもコトル湾も山々も一望できる。最高の眺め。ここから更に登ると砦のようだ。

よかった、もう登りたくない。引き返して降りる。往復2時間もかかった。

今度はコトル湾の反対側にあったベンチでのんびりする。近くでは釣りを楽しむおじさんがいる。全く釣れていない。



まだ午後4時なのに、太陽は高い山に隠れて見えなくなってしまった。寒くなってきた。

パン屋で夕飯用にピザを買って帰る。今夜はくそうるせえ連中はいない。宿泊者はみんな思い思いの時間を過ごしていた。良い夜。


せんまさお

最新記事 by せんまさお (全て見る)
- 【世界一周#413】陽気な国だ - 2024年9月24日
- 【世界一周#412】逆走ハイウェイ - 2024年9月23日
- 【世界一周#411】アレナメヒコ - 2024年9月22日
コメントを残す