コーカサス地方と聞いてピンとくる方は少ないと思います。
カスピ海と黒海の間ですと説明しても伝わらないとも思います。
大体の位置で言うと、ヨーロッパとアジアの真ん中あたりで、ロシアのすぐ下です。これで伝われば幸いです。
日本人のようなモンゴロイドに対し、白人はコーカソイドと呼ばれていますが、それは「コーカサスの人」を意味する言葉です。
このコーカサスの地にジョージアという国があります。旧名のグルジアの方が有名かと思います。
そのジョージアで一番の輸出品目はミネラルウォーターであり、ジョージアNo.1ブランドこそが「ボルジョミ・ウォーター」なのです。
今回はボルジョミ・ウォーターと、その源泉が飲める場所をご紹介します。
もくじ
ボルジョミ・ウォーターとは
成分
《1Lあたり含有量》
カルシウム:66mg
マグネシウム:45mg
ナトリウム:1,650mg
カリウム:35mg
重炭酸塩(重曹):4,270mg
サルフェート(硫酸塩):6mg以下
・・・などの60種類
硬度274mg/L(中硬水)
ph 6.4
効能として信じられていること
便秘解消・・・重炭酸塩が胃の働きを助け、消化をサポートします
疲労回復・・・乳酸を中和します
とにかく健康に良いという事で、首都トビリシの宿のスタッフが次に紹介するところから水を持って帰ってきてとお願いしてくるくらい人気でした。
ボルジョミ・ウォーターの源泉が飲める場所
ボルジョミ・ウォーターは「ボルジョミ」という街で汲みあげられています。
ボルジョミは「城壁」を意味する「borj」と「戦争」を意味する「omi」という2つの言葉を組み合わせた街の名前です。
16-18世紀の戦乱の時代に、山に囲まれたこの街を要塞のように使っていました。戦乱が終結した後、戦った兵士たちに哀悼の意を込めて、このように命名しました。
ボルジョミ・ウォーターはペットボトルに詰めて売られていますが、源泉を以下の場所で飲むことができます。
ボルジョミ・カラガウリ国立公園(ボルジョミ・セントラル・パーク)
・入場料2ラリ(2019年10月時点)
ペットボトルなど容器を持参すると、給水所で汲んで持って帰ることができます。近くではマグカップが売られていましたので、容器がなくてもその場で飲むことができます。
入り口から道なりに進むと、屋根が付いた取水所が見えてきます。
おまけ:ボルジョミ・ウォーターの味
市販品
ほんのり温泉のような風味がします。西欧で飲まれるような硬水の苦味はそこまで強くありません。
源泉
激しい温泉のような風味がします。温泉というかもはやトイレ。身体にいいと言われれば頑張って飲めますが、とても癖が強い味です。
せんまさお
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