一人旅のメリット・デメリット

僕は一人旅はもちろん大好きなのですが、友達と行く旅行も好きです。

それぞれ良さがあり、ちょっと気になるところもあります。

今回は、一人旅歴10年の僕が考える「一人旅のメリット・デメリット」をご紹介します。

メリット

出会いが多い

もちろん複数人で一緒に旅していても出会いはありますが、一人のほうが格段に出会いの機会が多いです。

というのも、一人の人同士は話しかけ合いやすいですし、現地の方も一人でいる人の方が声をかけてくれやすいからです。

旅の魅力に「出会い」というものがありますが、一人旅は出会いが多いという特徴があります。

スケジュールを自由に立てられる

複数人で行動すると、少なくとも一部は他の人の都合に合わせて行動することになります。スケジュールが決まっていれば、例え気に入った場所であってもゆっくりすることはできず、気になるところがあっても立ち寄れなかったりします。

一方で一人旅は全てを自分で決めることができます。最高に自由な状態です。気になる道を進み、気に入った場所を飽きるまで楽しめます。

考え事をする時間がある

誰かと一緒に居る時間と、一人で居る時間を比べると、後者のほうが考え事をする時間が多いと思います。ましてや、知り合いに合うこともなく、インターネットすらろくに繋がらない環境に身をおくと、考え事をする時間が大半を占めます。

考えようと意識しなくても、話す相手ややることがなければ、人間は自然と考え事をする習性があります。こうして考え事をし、自分を見つめなおす時間がたっぷりとあることから「旅は自分探し」みたいなことが言われるようになったのでしょう。知りませんけど。

自立心・自律心が身につく

全ての決定を自分自身が行う必要があり、その結果の責任は全て自分が負います。日々それを繰り返す中で、自立心と自律心が身につきます。

特に若いころであれば、自分の頭で考えて決定して行動するという機会はあまり多くありません。大人になっても、自分で決めているようで、実際にはそう決めざるを得なかったから、という妥協で決まったことが多かったりするものでしょう。

その点、限りなく自由に過ごせる旅というものは自立心と自律心を育むのに良い機会になります。

決断力が身につく

物事は論理的に考えて行動することが大切ですが、時には「やってみないと分からない」的な状況にあることがあります。そういったときは、言葉通り「やってみる」ことが大切ですが、人の脳は新しいことに挑戦するとき、恐怖や不安を感じるようにできています。

旅は毎日が新しいことの連続であり、挑戦の連続なのですが、決断しないことには何もすることができません。旅の中で、毎日新しい環境への小さな挑戦を繰り返すことで、決断力がついてきます。新しいことへ挑戦する恐怖や不安を感じにくくなってくるからです。

胆力がつく

思っていたように進まないのが旅です。電車は来ないし、猿が食べ物を奪っていくし、ナイフを突きつけられ、山から落ちるのが旅です。そうした日々を送っていると、もう大抵のことでは動じなくなります。

これは胆力がついた、というより、もしかしたら感覚が麻痺しているだけなのかもしれませんが、僕は昔に比べて動じなくなった方だと思うので、きっと旅で胆力が鍛えられたのでしょう。

デメリット

費用が高くつく

例えばサラダと肉を食べたいという時、二人でいれば二人で分けて食べることができますが、ひとりだと両方全て食べることになります。コスト2倍なのです。

誰ともシェアできないので、宿代や食費が高くつく傾向にあります。

感動を共有できない

あまりに美しい景色を見たり、すばらしい経験をしたら、誰かに話したいのが人間ですが、隣には誰もいません。「ああ、この気持ち誰かと共有したいのに」と、もどかしい気持ちになります。なので僕は日記を公開していました。

寂しい

一人は一人でいいものですが、たまに猛烈に寂しくなります。特に辛いときはなお更誰かといたくなるので、余計に寂しくなります。

犯罪のターゲットになりやすい

メリットの方で、「出会いが多い」と書きましたが、犯罪者側からしても声をかけやすいのが一人でいる人です。

詐欺のターゲットを選ぶとき、一人の人と五人のグループのどちらかを選べるのであれば、一人を選ぶと思います。つまり犯罪の被害には遭いやすくなります。

全て自分が対応する必要がある

人間ですから、毎日やる気満々という訳ではありません。いくら旅が楽しくても疲れるときだってあります。そんなときでも、全て自分が行動して対応する必要があります。誰かと一緒にいるのであれば、他の人にお願いしたり担当を分けたりすることができますが、一人ではそうはいきません。

明日の移動のバスチケットを買いに行くのも自分、洗濯するのも自分、レストランに行くのも自分、両替するのも自分。たまにもう面倒でたまらなくなりますが、自分にムチを打って思い腰を上げる必要があります。

自分の写真を残しにくい

あとから見返してみると、自分の写真が少ないことに気づきます。自分が撮影しているので当然です。女性の場合は結構撮るのかもしれませんが、男性（特におっさん）は自撮りをする習慣がないので、自分の写真がほとんどありません。

誰かといれば、自然とお互いに撮りあうかんじになるので、そこは一人旅ではできないことなので羨ましいです。

どっちがいい？

何を求めるのかで変わるでしょう。

僕は旅の出会いが好きなので、一人旅に出がちですが、友達と旅行に行っても友達との思い出ができて楽しいです。

結局のところ、その時の気分で使い分ければいいのでしょう。

一人旅をしたことがない人は、試しにやってみてください。中には一人旅をおもしろく感じる人もいると思います。別に海外でなくてもいいので、国内をふらっと一人旅してみてはいかがでしょうか。

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せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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