【世界一周#364】なぜか薬を貰えるところ

マラリアの予防薬が無料でもらえるという情報を聞き、Sーさんと行ってみた。

何の機関なのか分からないが、黄熱病の予防接種も無料で打ってくれるらしい。僕は日本で打っていたので今回は薬のみ。

入り口で「マラリア」と言うと、ウェルカムと案内してくれた。まずエレベーターで4階に行き、すぐさま3階まで階段で降りた。

案内された部屋で案内された別の部屋で案内された最初に案内された部屋へ戻る。

「マラリア」と言うと、予防薬を20日分くれた。本当になぜくれるのか分からないけどありがたい。ちなみに日本で1ヶ月分買ってきたが、一日あたり約650円した。

帰り道に郵便局で手紙を出し、フルーツジュース屋さんに寄った。

「コロナ？」

違いますと否定すると、安心していた。感染は申告制？

メロンミルクジュースを飲む。

安いしうまい。ほぼ一気飲みして宿に戻る。

宿で出会った日本人のRサコとSーさんと、エジプトの伝統的なダンスのスーフィーダンスショーに行くことになった。

歩くこと30分、劇場に着いた。チケット販売の開始15分前にもかかわらず、もう長蛇の列ができていた。

しばらく待ってからチケットを買い入場。かなり待ってから開演。

スーフィーダンスというものを理解せずに来たが、どうやら演奏に合わせてクルクル回転するダンスらしい。見ていて目が回りそう。余裕で30分以上回転していた。

宿に戻り、荷物をまとめ、ようやくこの街を出る。素敵な出会いが本当に多かった。

お世話になったスタッフのナーセルさんをはじめ、宿のみんなに別れを告げ、Sーさんとバスターミナルへ歩いて向かう。ちなみにSーさんとは南アフリカまで一緒に行く予定。

Sーさんが通るたびに声をかけてくれていた自動車パーツ屋さんのお兄さんが走って追いかけてきた。

最後に連絡先を教えて欲しいらしい。交換したのち、写真を撮ってお別れ。

時刻はもう22:30。できれば出歩きたくない時間。

広い道路を渡ろうと車が途切れるのを待っていると、突然目の前を走っていたバスから人が落ちてきた。

道路に倒れている。近くにいた男が駆け寄って介抱し、落ちてきた男は破れた服で去っていった。意味がわからんが怖い。

バスは予定時刻を過ぎてやってきた。さあ、久しぶりの夜行バス。とても苦手。

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せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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