バスに乗って街の北側にある庭園へ向かう。バスは満員でぎゅうぎゅう。
もうどうしようとぎゅうぎゅうしていると、おばちゃんがここに座りなと身体を寄せてスペースを作ってくれた。優しい。でも隣のおばちゃんに譲っておいた。
ぎゅうぎゅうの中、ようやく庭園近くのバス停に到着。なんだか疲れたし腹も減った気がするのでレストランへ。
またもやタジン鍋を頂く。ちょっと高いけどやっぱりうまい。今日は牛肉と野菜のタジン鍋。
柔らかい牛肉と蒸されてジューシーな野菜が甘くておいしい。
一息ついて庭園へ。ここも外国人料金があり、やっぱりヨーロピアン価格。ちょっと高いんだよなぁ。
中はサボテンやら竹やらが植えられていて、外界と切り離されたような静けさ。
青い建物が建ち、それをサボテンが囲んでいる。アフリカを少しだけ感じる。
春節だからか中国人観光客が多い。バッチリきめて写真を撮っている。確かにここは映える。
街に戻り、メディナ(旧市街)をさまよう。地図がないとロクに進めない。大阪駅前の地下街が可愛く思えるほど入り組んでいる。
お土産から日用雑貨、ランプや革製品までなんでも売られている。
怪しい人に声をかけられたので、こっち来いと言われるがままについていくことにした。連れて行かれたのは革工場だった。
鼻の穴にミントを詰めて中に入れと言うので嫌だと言った。革加工の薬品の匂いなのか、結構強烈な匂いがするのでミントで和らげるのだろう。
すると、もっと大きな革工場に行こう。無料でオッケー、オッケー、オッケー、ベリーナイスフォトスポット、と言うので、嫌だと言った。
どうせお金を払うパターンだ。そんなに革工場も見たくないので行かないことにした。
工場に押し込まれる寸前で引き返すことができた。セーフ。
その後も革工場にやたらと誘われたが、恐らく観光客向けの小遣い稼ぎみたいなもんなんだろう。
メディナを歩き回る間に夕飯の時間。ジャマエルフナ広場で屋台飯を食べようと見て周っていると、脳みそが売られていた。
聞いてみると羊の脳みそらしい。それじゃあ脳みそと肉くださいとオーダーし、その場で料理してもらった。
脳みそはクリーミーで、タラの白子に似ている。というかほぼタラの白子で、なんならもう少し濃くておいしい。少し獣臭いけど羊臭さには慣れたので、逆に懐かしさすら憶えて良い。
脳みその脂が皿に溜まっているので、パンをそれに浸けて食べるとなかなかマッチしてうまい。現地の人はパンを丸ごと脳みその茹で汁に浸してもらって食べていた。
羊の脳みそ、日本で売ってたら醤油で煮込んで食べてみたい。たぶんめちゃくちゃ合う。
大満足だ。モロッコ、ええやん。
せんまさお
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