ソドシドレラレ ドシラシド
ソドシドレラレ ドシラシド
ミミミ ミミミ ミレドレミ
ミミファミレラレ ドドシミレド
そう、アメリカ民謡のオーラリーだ。小学校のときリコーダーで吹かされたあの曲だ。

このの穏やかながらも寂し気なメロディが頭の中で無限ループしている。

それほど穏やかな気候と街の雰囲気がここにある。


闘牛場へ向かう。今はシーズンではないので観ることはできないが、闘牛場博物館があるらしいので行ってみることにした。
地下鉄の駅を出ると、すぐ目の前に闘牛場はあった。思っていたよりも大きなスタジアムだ。

その裏手に周り、博物館へ。荷物を全て預けて中へ。写真禁止らしい。
闘牛士(マタドール)は実はそんなに多くないらしく、ほとんどが見習いの闘牛士らしい。
マイケル・ジャクソンみたいな正装が展示してある。ちょっと着てみたい。
動画も流れており、さすがに牛を倒すシーンは映されていないが、なんとなく流れが分かる。
昨今では闘牛って野蛮じゃない?牛さんかわいそう、という意見から縮小傾向にあるらしい。なんならバルセロナでは闘牛禁止らしい。
伝統と動物愛護のバランスはとても難しい。日本でも、闘犬や軍鶏、また、鯨やイルカの漁が批判されていたりするが、なんで競馬は批判されないのかという点に闇を感じるので、あんまり深く考えないようにしている。今度来た時は是非闘牛を見てみたい。



スペインといえばチュロス発祥の地。有名店に行ってみる。
ホットチョコレートとチュロスのセットを注文。チュロスをホットチョコレートにディップして食べるのがセニョールの流儀。
揚げたての熱々チュロスを甘すぎないホットチョコレートへ浸す。垂れないように口へ運ぶ。幸せの方程式がまた一つ明らかになった。

セニョールは街を散策し、王宮へ向かう。世界を制覇しまくったスペインの王が住んでいた王宮。



ちなみに、ブログのタイトルのPLUS ULTRAはかつてのスペインの王がモットーとしていた言葉で、スペインの国旗にも書かれている言葉である。僕はこの言葉が好きだ。「もっと向こうへ」。ロマン、感じちゃうね。
ちなみにその言葉を言ったカルロス1世(カール5世)はこの王宮には住んでいない。
外をウロチョロしていると今日もまた写真を頼まれたので撮ってあげる。
再びウロチョロしていると、声をかけられた。
振り返るとブレスレットが飛んできた。
「どっから来たの?あげるよ」
怪しい。怪しい男がいる。僕はいらないと言って彼のところへ持っていったが、彼は頑なに受け取ろうとしない。
彼の掌に押しつけ、指を包み込むように握ってブレスレットを握らせた。
その時ふと気がついた。この人スリだ。
僕のポケットに伸びるもう一方の手を僕は見逃さなかった。スッと身体を回転させて、避け、去る。ガチムチの黒人なので揉めるとマズそう。
去りつつ、「いらないけどありがとね」と言うと、「良い日を!」と言ってくれた。お前のせいで悪い日になりそうだったわ。
《オーラ・リー》
柳の木でさえずる黒い鳥
座って体を揺りながら
彼のさえずりを聞いた
オーラリーを歌いながら
オーラリー
オーラリー
金髪の少女よ
太陽は汝と共に
ツバメも飛び交う
なんだか疲れた。セニョールはもう宿でチップスでも食べることにするよ。



せんまさお

最新記事 by せんまさお (全て見る)
- 旅のことわざ・名言 - 2022年8月19日
- 【第2回】世界一周で買ったイケイケおみやげ自慢 ~南アジア・東南アジア編~ - 2021年9月30日
- [Part 1] Boasting of the Coolest Souvenirs I Bought While Traveling Around the World – East Asia- - 2021年9月30日
コメントを残す