カップラーメンが電車旅の定番になってしまった。珍しく味噌味のラーメンがあったので買う。それなりに美味しいけど、中国のインスタントヌードルの麺は日本のベビースターラーメンくらいのクオリティなので不味いといえば不味い。
中国は広いのでとにかく移動時間が長い。蘭州に着いたのは20時。中国は広いのに、標準時を北京時間の一つしか持っていないので、比較的西にある蘭州はまだまだ明るい。
電車を降りると少し肌寒く感じるのは北へやってきたからだろう。駅を出るとイスラム教の服装をした人がチラホラ見える。道端では肉を焼く屋台が並んでおり、中国で今まで行った街とは異なるスパイシーな香りを放っていた。
宿が見つからない。どうしても見つからない。予約をしておいたが、地図の場所には絶対にない。
困って道端の人に聞いて回っていたら、一人の青年が一緒に探してくれた。ちなみに、何かあちらから声をかけられた瞬間にこちらも声をかけたので、なにか見返りを求められるのかとドキドキしていたが、彼はようやく見つかったホテルの前で手を振って笑顔で帰っていった。なんていい人なんだろう。ありがとう。
ちなみになぜホテルが見つからなかったかというと、看板もなければ宿名もオーナーも変わっていたからだ。住所は確実に合っている。前のオーナーが予約サイトに情報を出しっぱなしにしてホテルをたたんでしまったらしい。それならもはやどこに泊まっても良かったが、予約時のドミトリーの価格でシングルルームに泊まれるとのことなのでそのまま泊まることにした。
荷物を置くと、すぐに宿の近くの蘭州ラーメン屋さんに行く。8元(128円程度)なのに案の定うまい。麺はもちろんその場で手延べしたばかりの生麺。不味いはずがないねこりゃ。
せんまさお
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