もくじ
ジョージア料理とは
ジョージアと聞いて具体的な場所が分かる方は、日本においては珍しいと思います。
そもそも、ジョージアと聞くと、アメリカ?となる方も少なくないと思います。
実はジョージアは近年までグルジアと呼ばれていました。グルジアなら聞いたことがある方も多いと思います。
対外的な呼称をジョージアに変更したので、まだまだ馴染みのない国名ですが、世界的には重要な地として繁栄してきました。
ジョージアは昔からユーラシア大陸の貿易の中継点でした。立地を見れば一目瞭然です。
アジアとヨーロッパの中間に位置し、シルクロードにおいても重要な経由地点でした。
その背景からも、ジョージア料理はヨーロッパやアジア、中東からの影響を受けているとされています。
そしてヨーロッパ料理よりもアジア寄りで、アジア料理よりもヨーロッパ寄りな味付けは、今日世界中の食べ物を幅広く食べている日本人の口にピッタリ合うのです。
こんなに離れた国の料理が口に合うことに驚きました。過去に訪れたすべての国の中で一番おいしいと思った料理はジョージア料理でした。
今日はそのジョージア料理を5種類ご紹介します。
ヒンカリ(Khinkali)
ユーラシア大陸で広く食べられている餃子状の食べ物の一種です。見た目は小籠包に似ていますが、大きさは何倍もあります。小麦粉で作った皮で豚や牛のミンチに玉ねぎとスパイスを包んだものが一般的ですが、マッシュポテトやチーズを包んだ変わり種もあります。茹でて食べるのが一般的です。
シュクメルリ(Shkmeruli)
鶏肉をガーリッククリームソースで煮込んだ、伝統的な料理です。日本でも松屋がメニューとして採用したことで一躍有名になりましたが、本場のニンニクの量はハンパではありません。もはやニンニクを食べているのか鶏肉を食べているのか分かりません。
ローストした骨つきチキンを使うのが本場流で、骨なしとは味の深みが全く異なります。
オジャクリ(Ojakhuri)
ジョージア風のジャーマンポテトのような料理です。豚肉とジャガイモ、タマネギを炒めた料理ですが、アジア風とヨーロッパ風のスパイスがそれぞれ使われており、独特な味わいがします。パクチーの葉をトッピングしたものをよく見かけました。
オーストリ(Ostri)
ハチャプリ(Khachapuri)
ハチャ=チーズ、プリ=パンなので要はチーズパンです。
ハチャプリは地域ごとに異なった形をしており、写真のものはアジャリアンハチャプリという舟型のもので、最もよく見かけるタイプです。
チーズたっぷりなのでチーズフォンデュを食べているようでした。庶民的なパンですが、本格的なジョージア料理レストランに行くと、白ワインが使われていたので、個人的にはちょっと苦手な風味がしました。
他にはピザ状のもの食べてみました。
こちらも変わらずチーズ盛り盛りです。
驚くほど違和感なくジョージア料理を楽しむことができました。恐らく使っているスパイスがアジア風とヨーロッパ風のミックスだからでしょう。
ジョージア料理だけでなく、コーカサス地方で広く飲まれているレモネードも最高に美味しいのです。
最近ではジョージアワインも日本で人気なようです。現地では安いものだとボトルで300円弱です。
今回ご紹介した料理は、現地ではどれもワンコイン以内で食べられますし、量的にも二人でシェアしないと食べきれません。
さあ、新型コロナが終息したらジョージアに遊びにいきましょうよ。大自然を満喫し、夜はシュクメルリをつつきましょう。
せんまさお
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