暑くなる前にバスに乗り、シュエダゴン・パゴダという仏塔へ行きました。
バス停からパゴタまでに露店がいくつか並んでいたので、フルーツを齧りながら歩く。
やはり暑い国のフルーツはレベルが高い。
サトウキビのジュース。ハエも一緒に圧搾される。
パゴタ周辺には石仏屋さんが並ぶ
敬虔な仏教国では寺院等の仏教関連施設に入るときに靴を脱ぐ必要がある。
ここミャンマーでも靴を脱ぐ必要があるのだが、パゴダが近づいてきたとき、小さな女の子が僕にビニール袋を渡してきた。とっさに受け取ったのだが、どうやら売っているようだ。
周囲を見ると大量の子供が僕らを囲んでいる。ここで買ってしまうと他の子どもにたかられてしまうと思い、女の子にビニールを返した。
カンボジア同様に、ミャンマーでも児童の労働が見られる。
心が痛むが全員を相手にしていてはキリがないので、ここはスルーさせてもらった。
今回は5歳くらいの小さな子供だったが、以前カンボジアで小さな子から買い物をしたら、仲間の中学生くらいの子供数名に囲まれて怖い思いをしたので、油断ならないのも現実だ。
ともかくシェエダゴン・パゴダに到着し、長い長い階段を上ると、黄金の仏塔がお目見え。
延々と続く階段
言い伝えによると、約2500年も前に作られたそうな。
この先っちょには巨大なダイヤモンドが付いているらしい
日本人が土器に縄で模様をつけたり、貝を大量に食べたりしていたころから、ここミャンマーでは熱心に巨大な仏塔をこさえていたのだ。
裸足ということもあり、日が昇るにつれ、足の裏が焼けるように熱い。
日陰になるところへ逃げ込むと、同じくミャンマーの方も涼んでいる。
むしろ横になって寝ている。
床が冷たいのでとても気持ちよさそう
昨日もあったのだが、ミャンマーは電力供給が不安定で、停電が頻発し、エアコンが効くということがなかなかないのだ。
そのせいか分からないが、冷蔵庫もろくにないようで、冷たいものを飲むのも一苦労だ。
良くて氷で冷やした飲み物だが、氷ですら自転車で売って回っているものを買っているようなので、露店では氷は期待できない。
このクソ暑い日中は日陰で休む他ないのかもしれない。
生まれた曜日ごとに異なる仏像に水をかける。水曜日だけ午前と午後に分かれている。僕は水曜日の午前。あとアヒル口。
元々ヤンゴンにはあまり長くいる気がなかったので、その日の夜は夜行バスで古都バガンへ。
夜行バスではお菓子を買い込むのがセオリー。
広大なバスターミナルでバスを探していると「どうしたんだ?」といろんな人が話しかけてくる。
何か騙そうとしているのかな、と思い警戒していると、ご丁寧にバスまで案内してくれる。
もちろんチップなんて要求されない。
みんなの「あっちだよ」 「こっちだよ」 「ついて来て」という言葉を信じまくった結果、無事に最短ルートでバスまで到着。
なんて優しい国民なのだろう。
街を歩いていると、日本語で「コンニチハー!」と声をかけてくれる。
そこからのめんどくさい客引きも全くない。こっちが現地語で話しかけてみるとみんな微笑んでくれる。
なんてピュアな民族なのだろう。とても気分が良い。
バガンへ向かう夜行バスので夕飯代わりのお菓子をバリボリ食べながら、豊かな気持ちで眠りについた。
せんまさお
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