郊外の山に行く。カザフスタンはロシア語で有名なキリル文字を使っている。なのでバスに乗るのも一苦労。一文字一文字、調べた文字と見比べてバスに乗る。
とりあえず着いた。標高が高いようで、少しだけ涼しい。雪解け水だろうか、大量の水が川を流れている。

せっかく来たので登り始めるが、まあまあ暑いことは暑い。上にはロープウェイが通っている。恐らく僕が降りたバス停の一つ前が乗り場だったようだ。

僕と同じように足で登っているひともチラホラ見える。それにしても、イスラム教の国とは思えないほど女性が露出している。なんなら暑すぎて脱いだのか、上半身下着の人もいる。

階段は修理中のようで、獣道を進む。30分ほどで頂上についた。山の頂上から登ってきたのと反対の方角を見ると、高い山の頂上付近は雪で覆われている。

昨晩は暑くて暑くてちゃんと寝られなかったので、身体の芯まで冷やしたい欲が湧いてくる。せめてクーラーがほしい。

山を降り、1Lの水を買ったが、一気に飲み干してしまった。暑さで慢性的に喉が渇いている。
疲れ果てて宿に戻る。昨日もドミトリーはひとりだったが、どうやら今日もひとりのようだ。
一休みしてスーパーで夕飯とお菓子を買う。宿に戻ってYouTubeを観ながら買ってきたものを食べる。
もう午後7時半だが、日はまだまだ沈まず、クーラーもないので暑くてたまらない。
突然虚しい気持ちになってきた。なんて言うのか、今僕は旅しているが、とても日常的な生活を送っている。
(刺激が欲しい。刺激が足りない。)
無性に苦しい気持ちになった。YouTubeから流れる笑い声が部屋にこだましている。
北に行けば首都のアスタナがある。しかし、そこに求めているものはない気がする。カザフスタンはまだ来たばかりだ。ロクにまだ分かっていない。
だが、本当になんとなくだが、ここに居ては行けない気がする。明日、キルギスに行こう。

せんまさお

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