ジャカルタ市内は巨大なビルが建設ラッシュで近くに行ってみるととても近代的なデザインで洗練されている。
一方その前を通る道路はひび割れ、三輪タクシーが停まっているというアンマッチさが急激な発展を物語っている。
渋滞の網目をくぐる様にクラクションを鳴らし隙間に車体をねじ込み進む車たち。それを取り締まるでもなく道端にたむろする警察官。停車中の車に寄付を求めて回るホームレス、病人。
皮膚病だろうか。身体中にイボができている人が紙コップを片手に車の窓を叩いて回っている。一日でどのくらいのお金が集まるのだろう。病気をしても社会保障など受けることができないのだろう。
ジャカルタ市内にそこまで観光地は多くないので、大好きなショッピングセンターに来てみた。
ユニクロのロゴに見える
動かないエスカレーター、通路に横になる人、怪しいコピー商品が並ぶショッピングセンターはもはや風物詩のようになっている。
インドネシアの秋葉原と言われている。
道中のタクシー運転手はYoutubeで音楽を流し歌っている。
「お前も歌え」と言われ、インドネシア語っぽく歌う。不思議な空間。
さてこのインドネシアの秋葉原「マンガドゥアモール」には白物家電から業務用のバーコードリーダー、コピーロレックスまで何でも揃う。一昔前の秋葉原からオタク要素を引いたものだろうか。
ひとしきり歩いて回っていたときに僕は見つけた。
「A&Wや!」(心の声)
A&Wと言えば日本では沖縄にしか店舗がないバーガーショップだが、ここインドネシアには店舗があるようだ。ここのルートビアがうまい。
2年前にタイ・カンボジアと一緒に旅した方がここのルートビアが大好きと熱弁していて、自分も飲んでみたらどはまりした。
湿布の味がするジュース
お腹も満たされてきたころ、ジョグジャカルタ行きのバスの時間が迫ってきたので宿に戻ることに。
昨日バス会社で、だいたいどのくらいかかるか聞いてみたら4時間、遅くて5時間とのこと。
ジョグジャカルタまで約400kmはあるので、仮に4時間で着くとしたら平均時速100kmで走り続けることになる。しかも直線距離で400kmなので実際にはもっと速いだろう。
そんなアウトバーン的な道路がここインドネシアにはあるのだろうかと疑う。聞いた話だと12時間くらいはかかるとのことだったので、ちょっと早すぎない?と聞いてみたら、「車が三菱製だからさ」とのこと。さすが世界の三菱。さすが岩崎弥太郎。
乗り込んだのは18時。5時間かかるとしたら着いたら23時くらいだろうか。
夜着は少し怖いなあと思ったが、もっと怖いことがこれから起きたのである。
せんまさお
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