街の中心にある教会の周りが少数民族たちのマーケットになっているらしく、何が売っているのか気になって行ってみた。
闇市のように白いビニールを張っただけの店舗が並ぶ。色とりどりの装飾品が少数民族の伝統的なパターンらしい。
この街から少し離れた場所では、琥珀が採れるらしく、安く売られている。琥珀なんて初めて見るので興味深い。
色やサイズ、模様や混入物によって価格が異なるらしい。たぶん偽物も売られているっぽい。
大雨が降ってきたので、しばらく軒先で雨宿りをする。みんなこのマーケットから出られなくなってしまった。
1時間ほどウロウロしてようやく雨が止んだ。近くの食堂へ入ってみる。
スペイン語が読めないのでたぶんだが、この地域のリーズナブルな家庭料理店みたいなことが書いてあった。
ちょっと変わったオーナーが出てきた。メニューは3種類あるらしい。
チキンスープ、ポークなんとか、なんとかかんとかの3つらしい。
チキンスープしか分からなかったので、チキンスープを注文したら、もう売り切れてしまっていたらしく、結局なんとかかんとかを注文した。
しばらく待つと、なんとかかんとかが出てきた!
どうやらチキンをトマトベースのスープで煮込んだもののようだ。逆にチキンスープはどんなものなんだろうか?
付け合わせに黒豆の煮物、トルティーヤ、ご飯、レモネードが出てきた。
最近ファストフード的な料理ばかり食べていたので、家庭料理の優しい味が心に染みる。本当にうまい。
トルティーヤのうまい食べ方が分からないので、包んだ中身がはみ出まくって手がベチャベチャになりながら食べ進めた。
「めっちゃ美味しい、ありがとう」
とスペイン語で伝え(キューバ2日目で出会ったラウールから教えてもらっていた)ると、ちょっと変わったオーナーさんは喜んでいた。
値段も70ペソ(560円程度)と、手頃な価格帯だった。ちなみにメキシコはチップ文化があるので、もう10ペソお渡しした。
その後はドローカルな市場や道を散策し、小高い丘にある教会へ行ってみた。街の中でも目立つ場所にあるので気になったからだ。
空気が薄いからだと信じたいが、300段程度の階段を登るまでに2回も座って休んだ。頂上でもゼーハーゼーハー言いながら休んだ。
結構木が生えているので、街はそんなに見えないが、火照った身体に、冷たい風が吹きつけてくるので気持ちいい。
しかし疲れたので宿に帰って昼寝した。
日が暮れた頃、夕飯を探しに街へ出た。
するとナチョスの屋台を見つけた。ナチョスについて全く知らないが、トルティーヤチップスの上に具がモリモリ乗っているのがたぶんナチョスである。
気になっていたのでルンルンで宿に持って帰って食べた。なんだか口に合わずに落ち込んだ。
せんまさお
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