梅田ジュンク堂(書店)の地球の歩き方コーナーで見かけて、スリランカ旅を決めたきっかけの遺跡。
そしてこの旅一番の目的地。そう、シーギリヤロック。
突然現れた巨大な岩
早朝6時半にジャングルを抜け、向かった先には、そびえ立つ巨大な岩。
およそ1200段もある階段をヒーコラ言いながら登り、頂上にはその昔、わずか4年のみ王が住んでいたと言われる街があった。
木陰に腰を下せば、吹き出る汗を乾かすように風が吹き、目の前には壮大なジャングルが一面に広がっている。
シーギリヤロックは丘の上にあるので、そこまで登っていくための入り口。攻め入りにくそう。
シーギリヤロックの入り口
シーギリヤロックの頂上付近。ここにかつて街があった。
地元の観光客も来ている
サルも黄昏る
どのようにしてこんな巨岩の上に街を築いたのか皆目見当がつかない。
旅してて稀に出会う非常に変態チックな建造物や造形物はいったいどんな考えから生まれたのか全く想像がつかない。また合理性を追求する社会が続く限りは、このような非合理的なものが新たに生まれ、後世まで残り続けることなどないのかなと思うと落ち込んでしまう。
未来のバックパッカーが目にするものは、果たしてワクワクするものなのだろうか。
この巨大な岩の上に築かれた都であったり、洞窟の壁や天井一面に描かれた仏の絵、はたまた偉大な故人の歯を祀ったりとか、今後世界のどこかで作られる、もしくは起こりうるものなのだろうか。
もし、過去の変態チック遺産を食いつぶすだけの現代が続くのであれば、未来人に申し訳が立たない。
歴史的な背景があって作られたであろう変態チック遺産だが、今後も世界のどこかで生まれ、守られ続けていくことを切に願う。
今日のおもしろいポイント
「変態チック遺産」
せんまさお
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