朝ごはんを宿で食べる。
ハムとアボカドのサンドイッチ、アボカドのサラダ、スイカ、パイナップル、グァバ、グァバジュース、コーヒーである。

僕は納得がいっていない。アボカドとグァバが2回ずつ登場しているからだ。アボカドのサラダとグァバについては、切って出しただけだ。それでも、物が不足している国では贅沢な料理の方なんだろう。
朝ごはんを食べ終わったら、違う宿に移動。歩いて3分くらい。ここのオーナーさんも英語が通じるのでとても助かる。
本当にスペイン語しかほぼ通じないので、英語で話してもほぼ通じない。
逆に、スペイン語で話されても、買い物とか宿とかで話す内容なんて限られてるので、まあなんとなく分かるような気がするので困ってはいない。
そんな感じで街を歩く。トリニダーという街は映えることで有名らしく、映えるところを探して彷徨う。この街は京都市みたいに格子状に道が走っているので、とにかく道が覚えづらい。

汗を2Lかいた頃、ある広場に着いた。マヨール広場である。ここはかつて、スペインの植民地時代に、奴隷の市場として機能していた広場らしく、ここで買われた奴隷たちはサトウキビ農場で働かされていたらしい。とんでもなく酷い話である。

その真正面には教会がある。当時のスペイン人の気持ちが微塵も理解できない。

近くに革命博物館があったので入ってみたが、スペイン語しか書いてないので微塵も理解できない。

それでも博物館の屋上から見る街は壮観だった。古都というのか、ただ古びて崩れていく街を飲み込むように、街の奥に山脈が見える。




物資が不足して、100年以上前に建てられた家に住み続ける人々。もしこのまま年月が経てば、この国はいったいどうなってしまうのだろう。貧しい国が豊かになっていくことや、貧しい国が貧しいままであることはなんとなくイメージがつくが、今ある富が徐々に溶けていくこの国の悲惨さたるや。
他国に亡命するキューバ人も多いと聞くが、なんとなく理解できるような気もする。退廃感が凄まじい。
側から見ればクラシックカーとコロニアル建築。内から見ればボロ車といつ崩壊するかわからないボロ家。

アメリカが主導する資本主義に反旗を翻して社会主義革命を起こしたはずが、アメリカの政策に左右される脆弱な経済。
ハバナで出会った人が言っていた。
「オバマ大統領のおかげでインターネットが使えるようになったんだ!みんなオバマが大好きだよ!」
そしてトランプ大統領による経済制裁の引き締めで再び貧しくなる国。
人はいいと思うんだけど、覇気がない。湧き出るエネルギーを感じないのだ。これがカリブの国というものなんだろうか?僕はエネルギーが満ち満ちとしている国の方が好きだ。
せんまさお
最新記事 by せんまさお (全て見る)
- 【世界一周#413】陽気な国だ - 2024年9月24日
- 【世界一周#412】逆走ハイウェイ - 2024年9月23日
- 【世界一周#411】アレナメヒコ - 2024年9月22日




コメントを残す