ゆっくりと朝の時間と昼の時間を宿で過ごし、昼過ぎのバスでポルトガルの首都のリスボンへ移動。
リスボンはポルトガル語でリスボア。
そう!あのマカオで白熱した日々を送ったリスボア(カジノ)の元ネタの街なのだ。
マカオの旅についてはこちら▽
https://senmasao.com/category/世界一周/マカオ/
マカオは元ポルトガル領なので名前を使ってるだけなんだろうけど、なんだかリスボアと聞くとテンションがあがる。
リスボンに到着し、キルギスのソンクル湖のホースフェスティバルへの往復のタクシーをシェアしたポルトガル人カップルのジョージとイネスと合流。
遡ること20分前。バスターミナルに到着し、おしっこをしようとトイレへ向かった。入ると自転車を持ったおじさんがトイレ待ち中。どうやら個室しかないトイレのようで、3つの個室は埋まっている。
1分ほどで一つ空き、おじさんはトイレへ自転車ごと入って行った。
3分待ち、5分待ち、10分待った頃、さすがに長すぎると思い始めた。後ろに並んでいた人達は別のトイレへ向かったようだ。
3人がこんなに長くウンコをしている訳ではないだろう。きっと中でスマホでもいじってるんじゃないか。いや、少なくとも1つの個室からは唸り声が聞こえるから一人は難ありのウンコで確定だ。
もしかすると女子トイレが混みがちなのも個室がそうさせてるんじゃなかろうか。男性用小便器なんて隙を与えないから回転率が偉い高いのだが、個室だとこうなるのか。知らんけど。
並び始めて15分ほど経った頃、後ろに並んでいたおじさんが怒りのあまりポルトガル語か何かで個室内の輩に暴言を吐き始めた。野次馬も集まってきたことから、この状態が常ではないことが分かる。なんというバッドタイミングで尿意を催してしまったのだろうか。
僕も激しく咳払いをし始めたが、咳払いから心情を察してくれる文化があるのかは知らない。
そして20分が経った頃、自転車おじさんが出てきた。自転車おじさんは僕の後ろの人やら野次馬から暴言を吐かれている。
先頭の僕はすかさず個室に駆け込み、約30秒で個室を後にした。後ろに並んでいたおじさんに「おれのおしっこ早いだろ?」というアピールを含ませて微笑みかけたが無視された。
ジョージとイネスはバスターミナルまで車で迎えに来てくれた。なんて優しいんだろう。

車に荷物を置かせてもらい、バスターミナル周辺の観光スポットをざっと紹介して回ってくれた。










そして夕飯の前にポルトガルで一番美味しいチョコレートケーキを食べ、ポルトガル料理を食べにレストランへ。


海鮮がポルトガルでは有名らしく、イカの美味しいやつと肉の美味しいやつを食べた。久しぶりのレストランというだけでテンションが上がるのに、久しぶりの海鮮というのも嬉しい。




キルギスの懐かしい話やら、今までの旅の話やら。話していて物凄く懐かしい気持ちになったが、全部今年の話だとは信じられない。その頃からずっと今まで旅している自分も信じられない。二人はとっくに元の生活に戻っているというのに。
イカがうまい。肉がうまい。全部うまい。あっという間に平らげ、なんとご馳走になってしまった。更に宿まで車で送ってもらっちゃって感謝感激。
激安の缶詰みたいな宿。3段ベッドのカプセルホテルみたいなかんじのやつ。当然ベッドに座れるような高さはない。
明日はスペインの「世界の果て」と並ぶくらい待ち望んでいた場所に向かう。ある意味ゴール。ある意味スタート。


せんまさお

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