「海外旅行のために予防接種なんて…」と思う人もいるかもしれませんが、バックパッカーがやることや食べるものは通常の海外旅行と異なり、多少の危険があったり、不衛生だったりします。
そのため、長期旅をする多くの旅人は予防接種を受けるのですが、これがまた高いのです。
今回は僕の経験から、費用とその他情報をご紹介しますので、旅の予算を組む際のご参考までにご覧ください。
予防接種費用
僕は全部で10種類の予防接種を受けました。これは他の旅人と比べても圧倒的に多い方だと思います。
病気のせいで旅が続けられなくなるリスクを避けるために僕は大量に予防接種を受けましたが、訪問国や時期、期間などを医師に相談の上、接種することをおすすめします。
予防接種を受ける病院によって費用が異なりますので、こちらでは僕が実際に予防接種を受けた病院の現在の料金をご紹介します。
種類 | 単価 | 回数 | 料金 |
麻疹・風疹混合 | 9,350 | 1 | 9,350 |
4種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ) | 10,450 | 1 | 10,450 |
日本脳炎 | 6,050 | 3 | 18,150 |
狂犬病 | 14,850 | 3 | 44,550 |
A型肝炎 | 7,150 | 3 | 21,450 |
B型肝炎 | 5,500 | 3 | 16,500 |
腸チフス | 7,150 | 1 | 7,150 |
髄膜炎菌 | 23,650 | 1 | 23,650 |
コレラ(経口) | 13,000 | 1 | 13,000 |
黄熱病 | 17,680 | 1 | 17,680 |
合計 | 181,930 |
《参考:大阪市立総合医療センター、笠岡第一病院、大阪検疫所》
※予防接種は保険適用外です。税込表示です。
トラベルクリニックは一般的に接種費用が高い傾向にありますので、公立病院をおすすめします。
地域別
参考程度までに。接種は医師の助言に従ってください。
広域
麻疹・風疹、4種混合、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎
アジア
腸チフス、コレラ、日本脳炎
アフリカ
髄膜炎菌、黄熱病、コレラ
中南米
黄熱病
黄熱病
黄熱病の予防接種は他のものと異なり、日本では検疫所に連絡した上で接種します。支払いは収入印紙のみ対応しています。
また、黄熱病の接種記録(イエローカードと呼ばれています)を提示しなければ入国できない国もあります。
接種時の副作用がキツイことでも有名です。
海外での接種
とにかく安く済ませたい方は、海外での接種も可能です。
旅人の間で有名なのが、タイにある「スネークファーム」という病院です。予約不要で費用も日本の半額以下です。
ただし、当然のことながら日本語は通じませんので、英語かタイ語のみの対応となります。
僕は接種する種類に関して医師と相談したかったので日本で接種しましたが、節約したい人や英語に自信のある人は、観光がてらタイで接種してもいいかもしれません。
一番安く安全に接種する方法は、接種の相談だけ日本の病院で済ませて、タイで接種することでしょう。
まとめ
予防接種は安くありません。また、副作用のリスクもあるため、自分に合わせて病院や接種する種類を決めましょう。
僕の場合は、接種するつもりだった種類以外に2種類を追加で接種することになりました。検疫の専門家である医師に旅の計画を伝え、接種の種類や時期を相談した結果です。
おもしろいことに、渡航関連の予防接種の専門医は旅が好きな人が多いようで、親身になって考えてくださり、旅の話に何度も盛り上がりました。
海外で接種すると安いですが、個人的には、何かあった時のためにも日本の病院で接種することをおすすめします。
せんまさお
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