休憩所に寄った。僕はパンを買い込んでいたのでトイレだけ済ませたが、皆パーキングエリアのご飯を食べたり、焼きとうもろこしを買って齧ったりしている。
午前1時なのでかなり寒いが、バスのドアは閉められているので乗ることができない。防犯だろうか。
犬がいたので脅かしてみた。弱々しく逃げる犬が可哀想に思えた。
午後5時のピックアップからもう8時間乗っているが、まだまだヤンゴンは遠い。ヤンゴンを経由して、僕はパアンという街に向かっていた。
パアンはアジア最後のフロンティアと呼ばれるミャンマーにおいて最後の未開の地と呼ばれる街だ。
とは言っても、ミャンマー人からしたら観光地の一つでしかないようだが、今まで外国人にはあまり知られていなかった場所。2014年版の地球の歩き方には少なくとも載っていなかった。
期待を胸にバスを予約したが、インレー湖のあるニャウンシュエからヤンゴンまで13時間、ヤンゴンで2時間乗り換え待ちをして、ヤンゴンからパアンまで7時間というバス旅だった。
ヤンゴンでの乗り換え待ちの間、バス会社の待合室で待ったのだが、部屋とも呼べないガレージのような場所で、不衛生極まる環境に蚊が大量発生していた。
蚊に4箇所ほど刺されたのち、耐えられなくなり外に出た。日も昇り出し気分が良い。
日の登る方からリヤカーを引くおじいさんがやってきた。載せてあるサトウキビが段差で揺れて落ちたので一緒に拾って載せ直した。荷台には自転車や大きなカバンなど大量の荷物が載っている。
待合室の方へ向かい、リヤカー置いてまた歩き出して驚いた。どうやら足を患っているようで、歩き方が不自然だ。それなのにあんなに重そうな荷物を運んでいる。どうやら彼は荷物運びの仕事をしているようで、リヤカーで運んできた荷物や乗客の荷物をバスに乗せていく。不自由に見える足の動きにもかかわらず、重い荷物をどんどん運んでバスに詰めていく。
そのうち、未開の地へ行くとは思えないほどポップな僕のバスが来たので、荷物を載せようと担いでいると彼が運んでくれた。ありがとうございますとミャンマー語で言うと、彼は何も言わずに頷いた。
パアンについた頃には確かに22時間が経っていた。良いバスを選んだ甲斐あってよく寝られた方だと思うが、病み上がりには少しきつい移動だった。
今日は寝ることにする。明日は朝から未開の地を回ってみる。
I got on the bus almost hole day. That’s too hard to me because i’m not young anymore. Finally I arrived in Paan in Myanmar. It took 22 hours by bus. I’m so tired so I go to bed as soon as possible.

せんまさお

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