早起きして警察署へ向かう。外国人に対して72時間以内に行うことを義務付けられている滞在登録を済ませるためだ。個人的には、なぜ国境で済ませてくれないのか疑問があるが、恐らく縦割り行政のせいだろう。
滞在登録をしたいと伝えると、あっさりと話は進み、書類への記入、署長のサイン受領、登録料金の支払い、と、すんなり手続きを終えることができた。
このまま次の街へ向かいたいので、帰り道にバスターミナルへ向かうと、都合よく30分後に出発するバスを見つけることができた。
急いで宿に戻り、荷物を担いで早歩きでバスへ向かう。バスと言っても小型のバン。最後列の真ん中に乗るように言われた。
走り始めてから気が付いたが、右の人が激しく咳をしている。よく見ると、右腕に点滴用の針が刺さったままだ。これは、、、
変な病気に感染しないかとドキドキしながら、とりあえずマスクを着けて寝ることにした。
数時間後、バスは終点に着いた。しかし、僕たちが目指していた街ではなかった。やられた、目的地を騙されたのだ。
バスのドライバーに目的地が違うと伝えても通じない。仕方がないので、バスを乗り換えて目的地に向かう。
そしてようやく目的地のカリマという街に到着。
快適とは言えない移動だったので疲れた。バスターミナル付近の宿を取り、水シャワーを浴びて少し休んでから夕飯に出かけた。前の街でもそうだったが、どうやらスーダンでは水シャワーしかないのが普通のようだ。
恐らく肉屋さんが店を出しており、そこでフライドチキンを食べることに。それがまた旨かった。わずか85ポンド（85円程度）で大量のフライドチキンとパンを食べることができた。もちろん小骨には細心の注意を払った。
店の中にはゴキブリやらネズミが走っている。風情がある。ああ、アフリカ、やってきたな、アフリカ。
せんまさお
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