朝食付きの宿なので9時に中庭に行ってみると、あと30分かかるから待ってくれと言われた。朝食遅くない？
念のため9時45分に再び行ってみると、10時まで待ってようやく出してくれた。
パンとオムレツとハーブティー。絶対に3分で作れるクオリティ。
遅めの朝食を済ませて街へ。早速メディナ(旧市街)で迷ってしまった。おじさんたちがあっちあっち言う方向に向かってみたら革工場に着いた。またかよ。
どうやら鳩の糞で皮を柔らかくするらしく、鳩の糞が大量に溜められていて超臭い。革工場行きたいんじゃないです、と元の道を戻った。
小高い丘に何か遺跡チックなものが見えたので登ってみた。
メディナが一望できる。良い眺めだなと座ってゆっくり。近くではおじさんたちが集まってギャンブルをしているようだ。盛り上がっている。
丘からはお墓も見えた。日本の墓とは違い、ぎゅうぎゅう詰めという訳ではなさそう。広々とした丘にズラっと並んでいるのは圧巻。
更に丘を進むとようやく遺跡が見えてきた。チーノチーノと遠足中の子供たちから大量の罵声風の声をかけられる。中国人ちゃいますねん、と伝えるがそんなことどっちでもいいんだろう。引率の先生がごめんなさいと謝ってきたけど、謝るくらいなら子供たちに教えればいいのに。
丘の斜面から臭い匂いがしたので行ってみると、羊の皮が干してあった。たぶん数百枚ある。こう並べられると気持ち悪い。賛否両論あるけど、肉を食べた後に皮まで活用しているのはいいことなんだろうな。
再びメディナを彷徨い、お昼は肉を詰めたピタサンド。めちゃくちゃうまいのに10ディルハム(110円程度)。ローカルな店で食べていると他の客にめちゃくちゃ見られる。
観光客は多いみたいだけど、みんな小綺麗なレストランで食べているようだ。中国人観光客も多いけど、中華料理屋で食べているようで、街のあちこちに中華料理屋がある。ちょっと中華料理も食べたいな。
木工博物館を見学。展示物より建物が綺麗。モロッコっぽさみたいなのが分かってきた気がする。木の文化のようだ。落ち着く。
何度でもメディナで迷い、日が暮れてきた。
夕飯は露店のサンドイッチ。注文してから作ってくれて、スープ付きで6ディルハム(66円程度)。なんというコスパ。
お店の人も優しくて、色々気遣ってくれた。外で食べる飯はやっぱりうまい。
スープは変な味だけどスパイシーでうまい。器はバケツの水でバシャバシャ洗うだけみたいだけど気にしない気にしない。
宿に戻るとキューバ人はまた中庭でチェスをしていた。
せんまさお
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