バス移動だけど今日は早くない。ゆったりした朝。朝食は抜いておいて、バス内で昼食と兼用する。
昼前に出発したバスは夕方にポーランド、クラクフに到着した。ここは古都、クラクフ。
もう日が暮れているがまだ17時だ。何もしていないのは事実だが、腹は減るもんだ。
スーパーで卵とフライドチキンを買い、どこかの国で手に入れていた出前一丁に卵を落として茹でる。
出前一丁、なぜか香港とヨーロッパで買うことができる。これは助かる。やっぱり日本の味とは違うけれど、出前一丁であることが重要なのである。
仮に、これが「Japanese Ramen “SAMURAI”」とかいう名前で売られていたら、同じ満足感は得られないだろう。要は気持ちが大事なのだ。出前一丁のあのパッケージを思い浮かべながらズルズルすすることが重要なのだ。
仮に全くブランド名が入っていないブランド品を買ったとして、そこに価値を感じられる人は大人、いや少し変わった人と言えやしないだろうか。多少なりとも、デザイン云々よりもブランド名に価値を見出している人は少なくないだろう。
ブランド名は保証なのだ。安心の印なのだ。出前一丁ブランドは、出前一丁といういつものアレという安心をヨーロッパの寒空に凍える僕に与えてくれる。
ちなみにポーランドの通貨はズウォティ、もしくはズロチ。強そうなこと極まりない。
NARUTOに出てきそう。ズロチ丸。そんな怪しげな強さを醸し出すポーランドには、ヨーロッパの暗い過去を知るために来た。それがヨーロッパ旅には必須だと思ったからだ。
ギリシャからジグザグに北上してきたが、ついにポーランドまでやってきた。長い道のりだったが、実は僕の旅はまだ折り返してもいない気がする。いつまで続くのやら。
せんまさお
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