暑くて目が覚めた。海風は防げるが、朝日を受ける場所だったようだ。

朝ごはんは昨日の朝ごはんの残りのパン、それと乾パン(乾パンというかラスクみたいになった乾いたパン)。
すぐに海に入る。起きてすぐ海に入れるのは贅沢な気がするなあ。
しばらく海岸をウロウロしていたらもうお昼。玉ねぎのパスタと玉ねぎのスープ。身体が玉ねぎ臭くなりそう。
水は4.5L(1.5Lボトル3本)持ってきていたが、もう底をつきそうだ。恐らく1日4.5Lは覚悟しておいた方が良さそう。
港にミニマーケットがあったのでそこまで歩く。荷物がなければ多少の勾配は気にならない。
昨日と全く同じ位置で軍服のおじさんと再会した。
「ミニマーケットならカストリという街にあるぞ。港のよりマシな品揃えだけど遠いから今日は港に行きな。」
RPGの街の人みたいな人だ。
港のミニマーケットで水を9L買う。小さいリュックに入れればなんてことない重さだ。
テントに戻り、汗をかいたのでもう一度海に入る。仰向けで浮かんでみると、視界全てが空になった。
青いなぁ。そしてもしかすると暇かもしれない。
そこから何をしたか覚えていない。たぶん何もしていない。気がつけば夕方になっていた。

夕飯は魚の缶詰を使ったパスタと魚の缶詰。つまりパスタと魚の缶詰。

足りなかったので紅茶とビスケットを食べた。
今夜も当然のように星がきれい。
(広い宇宙の数ある一つ青い地球の広い世界で小さな恋の思いは届く小さな島のあなたの元へ♪)
そうなのだ、宇宙規模で考えれば、僕は数ある一つの青い地球の広い世界の小さな島にいるだけなのだ。僕が何を考えようが、どうしようが宇宙にとっては関係のないことなのだ。
上司の顔色見るよりも、きれいな星空見てた方が幸せかもしれんな。とか都合の良い比較をするのも宇宙からしたら関係のないこと。
僕の考えを否定するのも宇宙規模で見れば関係のないこと。
だからこそ、自分で道を決めて歩いていかなければならない。物事はシンプルに考えればいい。顔色と星空の比較みたいに、より良い方を選んで、どうすればそうなるか考えればいい。いや、考えすぎない方がいい。自分は小さい。

せんまさお

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