騒音で起きた。まだ朝の8時だ。個人的には実質早朝と言ってもいい。
騒音のせいであまり寝られていないのでイライラする。イヤホンを耳栓にして再び寝た。
次に起きると10時。もう静かになっていた。コーヒーを淹れているとスタッフがやってきた。調子はどうだいと聞くので、昨日うるさすぎて寝られなかったよと伝えた。
「あのファッキンクレイジーどもか。ごめんよ。彼らは本当は3泊の予定だったけど追い出したよ。」
グッジョブだ。ところで僕のコーラ知らない、と聞いた。冷蔵庫から消えていたので、例のファッキンクレイジーどもが勝手に飲んだものと思ってダメ元で聞いた。
「えっ、あれ君のだったの?ファッキンクレイジーどもが置いて行ったんだと思って僕が飲んじゃったよ。」
なぬ。まあ間違えたんならしょうがないか、と諦めたが、代わりに新しいの買ってくる、とスタッフは消えて行った。
数分後、500mlのペットボトルを買って帰ってきた。飲まれたコーラは2Lサイズだったのに。
今日は隣町のキシュ村に行く。スタッフからオススメされた村だ。
人に聞きまくりながらようやくキシュ村行きのマルシュルートカに乗れたが、パンパンのパンで座ることはできないし、天井が低いのでまっすぐ立つこともできない。
持つ場所もないので、首の付け根を天井に押し当てバランスを取る。首は直角に曲がっている。
10分少々でキシュ村に着いた。山道を進むと、約2,000年の歴史があるアルバニア教会が見えてきた。
さすがに風格がある。チケット売り場でアイムオールドと自己申告をしてチケットを買う。スタッフは気まずそうにしていた。
教会の前に、アクリル板で覆われた地下が見られる場所があった。覗き込むと、骸骨があった。
よく見ると、教会の周囲には同じようにアクリル板で覆われた場所がある。覗き込むと、全ての箇所に骸骨があった。骸骨というか人間の化石に近い。
教会の内部は博物館のようになっている。発掘されたらしい壺なんかが展示されている。説明を読んでもよく分からない。
キシュ村の観光終了だ。走ってきたマルシュルートカを捕まえてシェキへ戻る。
アゼルバイジャンのマルシュルートカは席の譲り合いが素晴らしい。老人、女性優先のようで、乗ってくるたびに席を譲っていた。キシュ村のギャルも席を譲られていたが、私は大丈夫、と例のごとく首を直角に曲げて立ったままで耐えていた。
キシュ村もシェキも古い文化が残っているらしく、原則として18時以降は女性は家から出てはいけないらしい。露出しまくった派手なドレスで深夜まで酒を飲むバクーの女性とは大違いだ。まあ日本では普通なことなんだけど。
さてサンドイッチを作ろうと、スーパーに行く準備をしていると、日本人女性と出会った。一緒にスーパーに行く。
キッチンでソーセージを焼いていると、宿のスタッフが茹ですぎたからとマカロニをくれた。マカロニが夕飯に加わった。
中庭で食べていると、もう一人日本人女性がやってきた。この宿、やたら日本人に出会う。
夜遅くまでみんなで話したが、当然大騒ぎなんてしない。無害な国民だよほんと。
せんまさお
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