旅するにしても、何を持っていけばいいのか、なかなかイメージが湧かないと思います。
そこで僕が旅に持って行っているものを一覧にまとめてご紹介します。
これから旅に出ることを考えている方は参考までにどうぞ。旅に出ない方は興味本位でどうぞ。
過去に5回ほど再検討をして選りすぐられた精鋭たちです。すべて詰めて、バックパック抜きで10kg程度です。
重要度順にまとめていますので、荷物がパンパンなら重要度の低い物から減らしてください。極論、パスポートとお金さえあれば、現地調達でもなんとかなります。
記事の最後に、チェックリストのPDFのダウンロードリンクを貼っています。旅の準備にお使いください。
必需品
バックパック
40~75Lくらいのものが一般的に使われているイメージです。40Lなら形によっては飛行機への機内持ち込みが可能です。僕は75Lを使っていましたが、巨大すぎて公共交通機関を使うときに不便なので、40Lに変えました。
腰部分にベルトがついているものがお勧めです。世界のほとんどの場所ではスーツケースが使えないので、バックパックが圧倒的に便利です。
ザックカバー
雨から保護する目的の他に、バックパックの汚れ防止のために付けっぱなしにしておきます。
パスポート
申請日含め6日間で受け取れます。(土日祝年末年始除く)有効期限は10年間と5年間がありますが、20歳未満は5年間しか申請できません。
現金
僕は10万円分のUSDを持っていきます。使いやすいように100ドル札×4、50ドル札×4、20ドル札×5枚、10ドル札×10、5ドル札×20、1ドル札×30枚くらいに分けて用意します。基本的に現地でドルから現地通貨への両替はしませんが、念のために準備しておきます。現地通貨が足りないときでも、USDなら受け取ってくれることがあります。
キャッシング付きクレジットカード・国際キャッシュカード
現地通貨は、クレジットカードのキャッシングか、海外でも使える国際キャッシュカードで、現地ATMから引き出します。ATMは一部の国(イラン、スーダン、ウズベキスタンの一部等)を除いて殆ど使えます。
クレジットカードは手数料が安いセディナカードが人気です。国際キャッシュカードは住信SBIネット銀行が通常の銀行口座で対応しています。
黒ボールペン
入国審査時の入国カード等の記入に必要なので、日本から持っていくことをお勧めします。国によっては品質が低いものしか手に入りません。
南京錠
防犯のためにバックパックに掛けます。宿のドアやロッカーにも使えるので、余分を2つほど持っておくといいでしょう。おすすめはTSAロック対応の4桁ダイヤル式南京錠です。
パスポートのコピー
パスポートの携帯義務がある国でも、コピーで良い場合があります。パスポートの紛失リスクを下げるためにも、各種手続きのためにも、用意しておいた方が賢明です。
予防接種記録・イエローカード
体調を崩して病院にかかることになった場合、予防接種記録があれば参考になると思います。また、黄熱病に関しては、予防接種したことを証明できなければ入国できない国もあるので、受け取った証明書(イエローカード)を持って行きましょう。
重要度:高(なければ大変)
着替え(服、下着)
Tシャツ3枚、パンツ3枚、靴下3組があれば足ります。2セットでも可能ですが、移動が続くと洗濯が間に合わないことがあるので、3セットあると安心です。化学繊維と綿が半々くらいの生地のものが、着心地と乾きやすさのバランスが良いです。洗濯物は手洗いするので、乾きやすさは重要です。
ズボン
短パン、長ズボンそれぞれ1本ずつあれば足ります。短パンでは宗教関連施設やカジノなどで拒否されますから両方用意しましょう。
寝間着
ステテコ1着があればなんとかなります。寒い場所へ行く場合は暖かい長ズボンがあれば助かります。
防寒着
寒い国であれば、フリース1着、トレーナー1着、ウルトラライトダウン1着、ウインドブレーカー1着、ひざ掛けにも使えるサイズ感のマフラー1枚、ヒートテック上下2セットがあれば心強いです。更に、手袋1組とニット帽1枚があれば問題ありません。長期の旅で、暑い国から徐々に寒い国へ移動していく場合は、防寒着はかさばりますので、全て現地で購入することをお勧めします。
タオル
3枚で足ります。速乾タオルが便利ですし、嵩も取らないのでお勧めです。
歯ブラシ
現地購入でも問題ありませんが、海外で見かけるものはサイズが大きいものが殆どですし、空港で磨いたりするなら持参する方がいいです。
歯磨き粉
歯ブラシを持参する場合は併せて用意を。機内持ち込みにはジッパー付きの透明な袋が必要なのでご注意ください。
マスク
主に砂埃対策として使います。洗って何度も使えるタイプがおすすめです。僕はPITTAを使っています。
歩きやすい靴
街歩きにも山登りにも対応できる靴があれば心強いです。KEENのジャスパーがおすすめです。
ワイヤーロック
バックパックを固定しておくときに使います。夜行列車やドミトリールーム(相部屋)で荷物が心配な時、柱やベッドと繋いでおけば安心です。僕は自転車用の太い物を使っています。
爪切り
日本で買える爪切りは優秀です。国によっては形が違って使いにくいので、日本で用意して持って行くことをおすすめします。
耳かき
綿棒はあらゆる国で手に入りますが、持ち歩きにはかさばります。
スマートフォン
基本的には持って行くと思いますが、SIMフリー携帯であれば現地SIMカードを使えます。盗難リスクが高いので安い物でもいいと思います。カメラを持って行かない場合は、カメラ機能が色々役に立つので必須です。旅の情報を調べることはもちろん、地図アプリや翻訳アプリを使えば旅の難易度がグッと下がります。
薬
現地でも手に入りますが、買いに行く余裕がない場合や、言葉がうまく伝わらないときのために持って行った方が賢明です。持って行かなくて一度地獄を見ました。
《用意しておくべき》
・総合風邪薬:ルルアタックEX
・痛み止め:バファリンA
・絆創膏:100円ショップのものでOK
・軟膏:オロナインH軟膏
・胃薬:キャベジンコーワα
・整腸剤:新ビオフェルミンS錠
・虫刺されクリーム:オイラックスA
《あれば尚良い》
・漢方:イトーの葛根湯エキス顆粒
・咳止め:エスエスブロン錠
・のど飴:ヴィックス
・目薬:炎症用ならなんでもOK
・ビタミン剤:DHCマルチビタミン
・下痢止め:ストッパ下痢止めEX
・酔い止め:トラベルミン(大人用)
・顆粒スポーツドリンク:ポカリスエット
体温計
念のためと思って持って行きましたが、度々活躍しました。体調不良になったとき、何が原因なのか考える際に役に立ちます。体調の回復具合を確認するのにも自信が持てます。
各種充電器
忘れがちなのがこれです。電子機器とセットで考えておきましょう。240Vまで対応していれば世界中どこでも変圧器なしで使えます。
変換プラグ
全型に対応したものが1つあれば大丈夫です。現地でも買えますが、店を見つけるのが難しいことがあります。僕は3回も宿に忘れてきたので都度買いましたが、店を見つけるには苦労しました。
マネーベルト
緊急時のお金とパスポートを収納しておきます。首から下げるもの、腹に巻くものがメジャーですが、おすすめはズボンとパンツの間にぶら下げておくものです。汗臭くなりにくいですし、身に付けていても違和感が少ないです。
殺虫スプレー
蚊がいなくなるスプレーが優秀です。一発で部屋中の蚊が死にます。
戸籍謄本
パスポートを紛失した際に、現地の大使館で再発行もしくは「帰国のための渡航書」を発行してもらうために必要です。現地から郵送で取り寄せられますが、日数がかかるので、念のため用意しておいた方がいいです。
重要度:中(あった方がいい)
カメラ
旅の思い出を残せますし、写真は話のタネにもなります。スマホを持って行かない場合は、色々な場面で使えますので、持って行った方がいいです。
折り畳みバケツ
自分で洗濯する人は持って行った方が楽です。足湯にも使えるのが嬉しいところです。
サンダル
暑い国ならサンダルの方が快適です。仏教国だと寺院に入るときは靴を脱ぐので、サンダルだと脱ぎやすくて便利です。Tevaのサンダルは歩きやすかったです。
S字フック
あらゆる場面で活躍します。トイレで荷物フック代わりに、洗濯紐を張るときに、ベッドにゴミ袋を設置するために、と何でも使えます。汎用性の鬼です。
洗濯紐
物干し場がない宿の場合は自分で張って使います。紐として別の用途にも使えますので、持っておいて損はないかなと思います。
洗濯バサミ
洗濯紐を持って行く場合はあった方が便利です。お菓子の封をするのにも使えます。
ごしごしタオル
日本以外でタオル状のものを入手することが困難です。旅中はとにかく汚れますので、一押しです。
折り畳み傘
ポケットに入るくらいものすごくコンパクトになるタイプの傘がおすすめです。雨季に行くなら必須です。
サブバッグ
街歩きに使えますし、荷物が増えたら移動時にも使えます。おすすめは小型のメッセンジャーバッグで、変形して背負えるリュックにもなるタイプのものです。普段はメッセンジャーバッグ、荷物が増えたらリュックとして。Marmotのものが軽くて使い心地が良かったです。
イヤホン
移動時はとにかく暇なので、あった方がいいです。耳栓にもなるカナル型がおおすすめです。
水着
海や川で使うのはもちろんのこと、洗濯が間に合わないときの普段着としても使えます。
モバイルバッテリー
停電が頻発する国や、数日間に渡る移動、キャンプ時に重宝します。僕は10,000mAhと20,000mAhの2つを持って行きます。最近のものは小型で大容量なのでそこまで嵩をとりません。飛行機は預け荷物は不可なので注意しましょう。
重要度:低(あったら便利)
SDカード
カメラ用の予備としてや、現地で印刷物があるばあいの受け渡し等に使えます。現地でも買えますが、偽ブランド品が混ざっているので、品質に安心できる場所で買っておくことをおすすめします。
USB扇風機
暑い国で重宝しました。空調が不十分な宿や、空調のない電車やバスでの移動時に、周囲の人とシェアして感謝されました。
金属製のコップ
割れないので持ち運びに最適です。歯磨きや料理にも使えます。
ポータブル湯沸かし器(トラベルコイルヒーター)
キッチンがない宿に泊まっても自分でお湯を沸かしてコーヒーが飲めます。僕は毎朝飲むのでヘビーユーズしていました。
ジップロック
時には保存袋として、時には防水グッズとして、時には料理道具として活躍しっぱなしです。
針金ハンガー
軽い洗濯物を干すときにも使えますし、針金ですので様々な用途で流用可能です。意外と現地で手に入りにくいので2本くらい持って行くことをおすすめします。
シャワー用サンダル
安宿のシャワールームは清潔でないことが殆どなので、持って行った方が無難です。100円ショップの安いサンダルの方が軽くて乾きやすいのでおすすめです。そのまま室内履きにも使えます。
ヘッドランプ
懐中電灯を持って行くくらいならヘッドランプの方が汎用性が高いです。アクティビティにも使えますし、停電時にも活躍します。ドミトリー(相部屋)でちょっとした明かりが欲しい時にも活躍します。
カッパ
折り畳み傘よりも便利ですが、嵩張るのでお好みで選んでください。カメラを持ち歩く人はポンチョがおすすめです。
圧縮袋
普段のローテーション用、防寒具用、その他衣類用として3枚、予備1枚を持って行くと荷物がコンパクトに収まります。海外では基本的に手に入りにくいので、日本で買っていく事をおすすめします。
十徳ナイフ
ナイフは調理や果物のカットに使えます。栓抜きやドライバーも地味に使うことがあります。中国では公共交通機関を使う際に没収対象です。
瞬間接着剤
壊れたものの修理に使います。意外と使います。
Kindle
移動時間は暇なので、あればいい暇つぶしになります。本を大量に持ち歩かなくていいので荷物の削減になります。オフラインでも使えるのが魅力です。
日本食
旅が長くなると日本食が恋しくなります。日本食レストランは基本的に高級なので、いくつか持って行くことをおすすめします。顆粒のインスタント味噌汁、ふりかけ、顆粒だし、アルファ化米がおすすめです。アルファ化米は体調不良のときに重宝します。
フェイク財布
スリ・強盗対策のフェイクの財布です。100円ショップのものでOKです。
アイマスク
ドミトリー(相部屋)に宿泊する際、光が気になる人はあった方がいいです。
耳栓
ドミトリー(相部屋)に宿泊する際、音が気になる人はあった方がいいです。カナル型イヤホンでも代用可能です。
箸
惣菜を買ってきて食べるときに便利です。フォークでもいいです。宿にキッチンがあればフォークは借りられます。
スプーン
惣菜を買ってきて食べるときに便利です。器に口を付けてスープを飲むことがマナー違反の国もありますので、あれば助かります。宿にキッチンがあればスプーンは借りられます。
腕時計
防水、防塵の耐久性があるものがいいですが、あまり華美なものや、高価なものだと強盗に遭う可能性があります。おすすめはTIMEXです。
エアーピロー
長時間の移動時に快適に寝ることができます。使わないときは空気を抜けるエアータイプ一択です。
延長コード
ドミトリー(相部屋)の場合、ベッドからコンセントが遠いことがあるので、2mくらいのものがあれば便利です。近くのベッドの人と共有すれば感謝されます。240V対応のものでないと発火するリスクがあるので買うときは注意してください。
現地購入(必要に応じて)
シャンプー
持ち運びを考えると200mLくらいのサイズ感がちょうど良いです。
石鹸・ボディーソープ
石鹸の方が持ち運びが便利です。
洗濯洗剤
ペットボトルに入れて持ち運べば便利です。
ガムテープ
各種補修や梱包に使えます。ザックカバーの穴の補修にも。
トイレットペーパー
トイレットペーパーを使わない国や、トイレに設置していない国もあるので、常に持ち歩いた方がいいです。
虫よけクリーム
マラリアの感染リスクがある国に行く場合は念のため持って行きます。
チェックリストPDF
以下のリンクからダウンロードできます。個人使用の範囲内でご自由にご活用ください。

せんまさお

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