前編からの続きです。
《前編》↓
孤独感との戦い
文字通り一人旅ですから、大半の時間はひとりです。不意に寂しくなる時もあります。日本語が話したくなったり、日本食が恋しくなることもあります。時には差別に遭い、より深い孤独を感じることもあります。
頼れる人もいない地でひとりで旅するのだからやむを得ません。
しかし、孤独を感じるからこそ、人との出会いがより嬉しくなります。
あまり落ち込みすぎず、寂しささえも味わえるようになれば旅はもっともっと良いものになるでしょう。
文化・習慣の勉強
旅行と比べて、地域の方々との交流の機会が多いのが旅の特徴かと思います。そこで、全くの無知で交流するのと、現地の文化や習慣、できることならマナーまである程度把握していれば、より良い関係を築くことができるでしょう。
逆に、全くの無知であれば、反感を買う恐れすらあります。
「地球の歩き方」は日本人にとって旅のバイブルのポジションを占めていますが、その中で最も価値のあるページは、巻末にこそあります。
その国の歴史から文化、習慣、マナー、言語、そして今後の展望など、興味深い情報が草の根まで調べ尽くされて掲載されています。
旅立つ際に持っていくかはさておき、事前に読んで行けば、もっと旅がおもしろいものになるでしょう。
健康管理・治療・衛生
普段と異なる生活リズムや環境に、体調を崩すことはしばしばあります。また、思わぬ怪我を負うこともあります。
その時、自らの力で対処することと、それが難しければ、病院にかかる必要があります。
日本のようになんでも手に入る環境がない国や、医療が整っていない国も数多くあります。
一人旅だと、頼れる人もあまりいないので、できる限り、備えておく必要があります。(宿のスタッフは一番頼れる存在です)
薬、体温計、顆粒タイプのスポーツドリンク、熱さまシート、サプリメント、消毒液、ガーゼ等の持参と、事前の予防接種は欠かさない方がいいです。僕は用意していない旅人に何度も譲った経験があります。
また、衛生状態も悪くなりがちなので、意識して気を配る必要があります。
誘惑
各種ドラッグが日本に比べて容易に手に入ります。安易な気持ちで手を出さないようにしましょう。仮に人に迷惑をかけなくとも、国によって厳しく罰せられ、最悪の場合は死刑もあり得ます。
夜の街も日本より派手な国があります。思わぬ罠が待ち構えているリスクがあり、一緒にいた人が被害に遭ったこともありました。その時は多少のお金で解決できていましたが、暴力を振るわれないという確証はありません。
ちょっとブラックな世界というものに心が躍る気持ちも分かりますが、一人で歩いているとターゲットとして狙われがちです。用心しましょう。
日記
誰かと一緒でないということは、すなわち、自分しか旅の記憶を持っていないということです。そしてその記憶は長持ちしないのが人間の脳の仕組みです。
せっかくの旅ですから、日記をつけておくことをおすすめします。
旅は後から振り返り、その経験を噛み締めて何度も味わうことができます。
そして写真も組み合わせれば、最高の思い出に華を添えられます。是非試してみてください。そして僕の過去の旅日記を読んでください。めっちゃ楽しそうなので。
せんまさお
最新記事 by せんまさお (全て見る)
- 【世界一周#411】アレナメヒコ - 2024年9月22日
- 【世界一周#411】アレナメヒコ - 2024年9月22日
- 【世界一周#410】グアダルーペの聖母マリア - 2024年9月21日
コメントを残す