【50語収録】旅用語辞典

旅に出て初めて知った「沈没」という用語。この意味合いとしては、おそらく旅人しか使っていません。

他にも、「ドミ」「ロスバゲ」等、聞いたことのない言葉のオンパレードでした。旅人の先輩からその都度教えてもらい、今ではある程度分かるようになりましたが、一般的な場面では使われない、旅中でのみ通じるような言葉もあり、なかなか複雑です。

今回は「旅中に良く使う」、もしくは「旅人しか使わない」言葉を集めました。これから旅に出る人、出会った旅人がちょっと何言っているか分からないと言う方は参考にしてみてください。



あ行

アライバルビザ

「到着時ビザ」のこと。通常、ビザは大使館・領事館・ビザセンターなどで事前に取得する必要があるが、訪問者の国籍によっては、訪問国への到着時に簡易な手続きによってその場でビザを取得することができる。日本国籍保持者はビザ免除、もしくはアライバルビザでの入国が認められている国数が191か国あり、世界一多い(2020年3月時点)。

歩き方

旅人のバイブル「地球の歩き方」の略語。旅行ガイドブック。一人旅をする旅人の利用を念頭に、一般的なガイドブックと異なり、現地での移動や宿泊などの手段を情報の中心にした構成である。当然のことだが、更新が発刊までに間に合っていない古い情報を元に旅をすると迷うことから「地球の迷い方」と呼ばれることもある。

イエローカード

黄熱病の予防接種を受けたことを証明する国際証明書のこと。入国検疫の一環で、イエローカードを提示しなければ入国が許可されない国もある。

イミグレ

「イミグレーション」の略語。入国管理のこと。転じて入国管理所、出国管理所のどちらのことも指す。滞在期間や滞在予定地、職業などいろいろ聞かれることもある。長期の旅をする旅人は一般的にスケジュールが未確定かつ無職なので適切に答えなければ怪しまれる。写真・動画撮影は厳しく処罰される。

ウーバー

米国のウーバー・テクノロジーズ社(以下ウーバー)が提供する自動車配車サービスのこと。タクシーだけでなく、契約した一般のドライバーの自動車を配車することができる。料金交渉が必要な国においても、ウーバーが定めた料金で利用できるため、詐欺に遭うリスクがない。転じて、ウーバーだけでなく、他社が提供する自動車配車サービスを指すこともある。決済はクレジットカードにも対応している。

エアビー

「エアビーアンドビー」の略語。米国のAirbnb社が提供する宿泊予約サービスのこと。正式名称は「エアビーアンドビー」。宿泊施設だけでなく、登録しているホストが貸し出す民宿(一般住宅への宿泊)まで掲載されている点が他社が提供するサービスと異なる特徴である。現地ホストは宿泊だけでなく体験も提供しているので、一般的なツアーとは異なるユニークな体験ができる。

延泊

宿泊を延長するという意味。街、もしくは宿の居心地が良く、なかなか宿を移動する気になれない時に乱用する。延泊したいときは、その旨を早めに宿に伝えておかなければ、予約が埋まり追い出されるリスクがある。

か行

カウチサーフィン

米国の非営利組織CouchSurfing International社が提供するコミュニティサービスのこと。旅先で宿泊先を探している旅人と、無料で宿泊場所を提供しても良いと思っている現地の人をマッチングさせるサービスである。「カウチ」とはソファーのことであり、「サーフィン」は転々とするという意味合いで用いられている。実際にソファーで寝るケースはほとんどない。無料で宿泊場所を提供する人を「ホスト」と呼び、泊まる側を「サーファー」と呼ぶ。旅に出るとお世話になり、地元にいるときは旅人をお世話するという助け合いの精神で成り立っている。

カオサン

タイの首都バンコクにある「バックパッカーの聖地」と呼ばれる通りの名前。カオサン通り。バックパッカーむけのゲストハウスやレストラン、インターネットカフェ、旅行代理店、土産物屋など、旅に必要な店が並んでいる。加えて、海賊版DVD屋、偽造証明書、食用虫屋台など怪しげな店もある。つまり、合法非合法にかかわらず色々な店が開かれている。しかし、不法滞在者が隠れ蓑にしたり、違法薬物の販売が蔓延していることから、警察の監視の目や規制が厳しくなってきている。また、インターネットの普及により生の旅情報や旅行会社の存在意義が低下し、カオサン通りの存在価値は低下傾向にある。物価が安いことがバックパッカーが集まる要因でもあったが、現在ではその知名度から、レストラン等の価格は他のバンコク市内よりも高い。現在では、かつての混沌は影をひそめ、団体旅行者の観光地一つとしての地位を得てきている。

空港泊

空港に宿泊すること。深夜便での到着、もしくは早朝便での出発のために、空港内のベンチ等で寝る。特に深夜便で到着すると、市内への移動手段がタクシー等の高額な移動手段に限られること、市内の治安が不安等の理由により空港泊の方が合理的である。早朝便の場合は空港へ向かう手段が限られること、宿泊費が無駄であることなどから空港泊を選択することがある。手すり付きのベンチであると横になって寝ることができず辛い。ベンチが埋まっている場合は床で寝る。想像よりも一般的な選択肢であるため、ベンチで寝ようが床で寝ようが、そこまで目立つことはない。

ゲストハウス

本来は客人向けの住宅をゲストハウスと呼んだ。現在では旅人向けの安価な料金で利用できる宿泊施設を指すことが多い。シャワールームが室内になかったり、共用のキッチンがあったりする点が一般的なホテルと異なる。とにかく価格が安いので、質は期待できないが、近年ではデザイナーが手掛けたおしゃれで清潔なゲストハウスも登場し、数の増加に伴い多様化が進んでいる。ドミトリー(ドミトリーの項を参照)があるのも特徴のひとつである。

ケバブ

中東とその周辺地域で食べられる肉を焼いた料理全般を指す料理名。世界各地ではとりわけ、ローストした肉をピタ生地で挟んだケバブサンドや、薄いトルティーヤ生地で巻いたケバブラップなどがケバブとして食べられている。物価が高い国であっても、一定の低価格で提供されるため、気が付けばケバブばかり食べる生活になっていることがある。野菜もサンドされているため、栄養バランス的にも旅人にとっては嬉しい食事。

国際学生証

ユネスコが承認する世界共通の学生身分証明書。美術館・博物館・宿泊施設・ツアー代金など、学生割引が使えるサービスで割引を受ける際に学生の身分を証明することができる。特に東アジア人は年齢よりも幼く見えることから、それを逆手にとり、社会人が偽造した国際学生証を使用するという詐欺行為が横行したことで信用度が低い。主にヨーロッパや中南米で使用することができる。

さ行

シェア

共有すること。主に食事に対して使う。宿の宿泊者で一緒に料理を作り、分けて食べることを「シェア飯」と呼ぶ。その他、レストランで一つの料理をシェアすることで、安価に多くの種類の料理を楽しみ事ができるため、予算が限られた旅人は多用する。代金を受け取らず、単に自分の持ち物や食べ物を分け与えることもシェアと呼ぶ。シェアは旅人の重要な理念のひとつとなっている。

シェアタク

「シェアタクシー」の略語。主に中央アジアでは、長距離バスが運行されていない区間の重要な移動手段となっている。タクシーという呼び名だが、セダンタイプの自動車だけでなく、ワンボックスタイプの自動車も使われている。基本的には席が埋まるまでは出発しない。

ジャパレス

「日本食料理屋」のこと。ジャパニーズレストランの略。海外で営まれている日本食料理屋は基本的に高価であり、特別な日や、どうしても日本食を食べたくてたまらない気分のとき以外は行かない。そのため、日本食料理屋に行くときは「ジャパレス行く?」と少しおしゃれ感を出して誘う風潮がある。安易に「通(つう)」な雰囲気を出せるワードである。

情報ノート

主に宿に設置してある「各国・各地の旅にまつわる情報が書かれているノート」のこと。オススメの屋台から、観光地に無料で入る方法など、ローカルな情報から違法な情報まで幅広く生の情報が書かれている。自分が書き込むこともできるが、その際は正確な情報を書く必要がある。インターネットの普及と共に、個人ブログにその地位を奪われてきており、日本人宿(日本人宿の項を参照)でたまに見かける程度になっている。個人ブログに比べ、公にできないグレーな情報や、最新の情報等は優位性があるとされている。稀に悪質な旅人に持ち去られる。昔の旅の雰囲気が生きいきと伝わってくる情報ノートも存在し、貴重な歴史に触れることができる。

寝台バス・列車

フラットなシートが備え付けられているバスや電車。完全に横になって睡眠をとることができる。主に長距離移動で利用されるが、バスに関しては安全面から法律で禁止されている国が多い。寝台列車の中には就寝時のみ座席を変形させてフラットにするタイプもあり、その場合、昼間は通常の座席に座ることになる。

世界一周

様々な定義が存在するが、大西洋と太平洋を跨いで出発国に戻ってくれば世界一周とされるという定義がメジャーである。そのため、例えば、日本を出発し、アジア、ヨーロッパ、南米を経由して日本に戻ってくれば世界一周になるので、アフリカと北米は経由しなくても成立することになる。逆にアジア、ヨーロッパのみを旅するだけでも世界一周とされることもあるので、定義は重要視されていない。旅人の一つのジャンルとして「世界一周組」というものがあり、世界一周(少なくとも数多くの国を訪れる予定)をしている最中の人のことをそのように呼ぶ。

世界三大ウザイ国

「インド」「エジプト」「モロッコ」の三つの国の事を指す。客引きや詐欺などの横行、押しの強い国民性、物理的・精神的距離感が近い等、日本との主にコミュニケーションにおける差が大きいという特徴が三つの国の共通点として考えられる。慣れるまでは強いストレスを感じる旅人も少なくないが、旅人によってはその差を楽しむ者も存在する。三つの国の更に上位に「エチオピア」が存在するという説もある。

世界三大がっかり

シンガポールの「マーライオン」、デンマークの「人魚姫」、ベルギーの「小便小僧」の三つの観光スポットのことを指す。知名度の高さからくる大きな期待と、実物を見た時に受ける印象の差が大きいことからそのように呼ばれている。旅人の間では「がっかりしたのは三つどころじゃない」との声も少なくない。

セディナカード

SMBCファイナンスサービスが発行するクレジットカードの一種。海外ATMから現地通貨をキャッシングすることができ、手数料無料、Web上で繰り上げ返済可能というメリットがあり、旅人の多くが利用している。

た行

高い

旅人の口癖の一種。実際には高くない場合でも、予算を意識しすぎるあまり高いと錯覚して口にしている。英語では「expensive(エクスペンシブ)」であり、実際には高いと思っていなくても、料金交渉が必要な場面ではとりあえず言う。

チャリダー

自転車で旅をしている旅人。主にキャンプしながら移動している。日々信じられないくらいの距離を移動している。日に焼けている。細身な人が多い傾向にある。ストイックな旅のスタイルにより、旅人から尊敬される存在。

沈没

目的なく一つの宿街に長期滞在すること。居心地の良さや旅の疲れ、移動の煩わしさからこのような行動に繋がる傾向にある具体的な期間の定義はなく、自己もしくは他者判断による。沈没している者は、一般的に旅人から敬遠される。沈没者の多い国の傾向として、物価が安い、食事がおいしい、気候が良いなどの共通点がある。

トホダー

徒歩で旅をしている旅人。主にキャンプしながら旅している。人によってはリヤカーを使う。信じられない距離を信じられない時間を使って移動している。日に焼けている。チャリダー(チャリダーの項を参照)よりも体格が大きい人が多い傾向にある。ストイックな旅のスタイルにより、旅人から尊敬される存在。

ドミ

「ドミトリールーム」の略語。元々は「学生寮」を意味する。転じて、宿においては相部屋のことを指す。二段ベッドを複数設置している宿が多いが、中には三段ベッドの宿もある。男女が同一の部屋の場合は「ミックスドミトリールーム」と呼ばれる。騒がしい人や体臭がキツイ人と同室になるとストレスが溜まる。主に欧米人女性の中には、室内を恥ずかしげもなく下着姿で行動する者もおり、目のやり場に困る。シャワー、トイレは共同。

トランジット

飛行機で目的地に向かう際、飛行機の乗り継ぎや給油のために、一旦途中にある空港に立ち寄ること。基本的には立ち寄った国の空港から出ることはない。乗り継ぎの場合、空港の設備によっては一度入国することもあるが、基本的には出国エリア内で乗り継ぐため、入国審査等はない。一般的にトランジットがあるチケットの方が安いが、乗り継ぎ時間が非常に長い場合もあるため、あえて入国手続きを取り、空港近くの宿に宿泊することもある。乗り継ぎの場合、2時間以上の時間が空いていなければ、乗り遅れるリスクが高いと言われている。

な行

南京虫

正式名称は「トコジラミ」。人から吸血して栄養を採る。吸血後は人に強い痒みを与える。痒みは数ヶ月続く場合もあり、旅人から嫌悪されている。シーツを変えていないような不衛生な宿や、湿気が多く蒸し暑い宿に生息する。それ以外にも、他国や他の宿からた旅人や荷物に付いて来ることがあり、寝る際は油断できない。シーツやベッドなどの裏側に潜んでいる。

日本人ですか?

海外で日本人らしき人に遭遇した際に声をかける時の文句。もしくは英語で「Are you Japanese?」と聞く。その場合、日本人であっても、返事はなぜか「Yes」と英語で返してしまう傾向にある。日本人ではなかった場合は、日本人に見えた旨を伝え、自分は日本人であると告げる。

日本人宿

日本人向けの宿。オーナーは日本人に限らない。英語に自信がなかったり、シャイであったりすることから、宿で日本人以外との交流を避けたい日本人から人気がある。日本語で会話するため、旅の情報交換が捗る。旅のパートナー探しにも相応しい場所。日本でのかつてのバックパッカーブームで生まれた宿も多く、歴史が長い傾向にある。そのため、設備には期待できない。日本人バックパッカーの減少により、日本人以外の受け入れに積極的な宿が増えてきている。

は行

バクシーシ

イスラム教の教えの喜捨のこと。本来は、「裕福な者は貧しい者に施しなさい」という教えだが、それを逆手にとって、貧しい者は施してもらって当然というスタンスの者もいる。更に転じて、チップ感覚でバクシーシを要求してくる者もいる。施すか施さないかは自由である。

ハッパ

主に南アジア、東南アジアにおいて大麻を意味する隠語。麻薬の売人が「オニーサン、ハッパアルヨ」というように使う。日本語の「葉っぱ」が語源。

ビザラン

ビザを更新するために、一度他国へ行き、再び戻ってくる行為のこと。滞在期間を延ばすことが目的。ビザ免除国、アライバルビザが取得できる国でのみ有効な手段。入国管理局でビザの延長手続きをとるより簡単な場合、ビザランが行われる。ビザランを行えば、事実上無制限に滞在することができることから、それを善しとしない国ではビザランを禁止していることもある。

ヒッピー

既存社会の伝統や制度などの保守的な価値観を否定するカウンターカルチャーを担う人々。また、そのムーブメントのこと。西洋発祥であるが、ヨガ、禅など東洋的な精神に関心がある傾向がある。自然、愛、平和、性、自由、動物保護、一部の薬物なども関心の対象である。西洋から、東洋的精神世界を目指した旅(ヒッピートレイル)のルートが、現在バックパッカーが利用するルート(安宿街・交通手段など)の原型を形作った言われている。全盛期を過ぎ、規模は小さくなっているが、今でもヒッピーが集まる地域はある。しかし、主には本来の目的から外れ、薬物を求める者が集まっている傾向にある。

プライオリティパス

イギリスのプライオリティ・パス社が提供するカードのこと。世界1,200カ所以上の空港ラウンジを利用できる。有料のカードだが、クレジットカードに無料で付帯しているものもある。ラウンジでは無料で食事やシャワーなどが提供されているので、旅人にとっては貧乏旅を忘れられる瞬間である。

フライドライス

「炒飯」のこと。特に東南アジアにおいては、安宿街や観光地でメジャーな料理であり、最も安いメニューの一つである。多くの国でほぼ一定の質で食べることができ、米を主食とし、炒飯に馴染みのある日本人にとっては安心のできる味。

FlixBus

ドイツのフリックスモビリティ社が運行する格安バスのこと。ヨーロッパの多くの国を結ぶ路線を持つ。全車両にトイレ、Wi-Fi、コンセントが備え付けられている。専用アプリで予約・購入・乗車の手続きが行える。残席数で料金が変動し、残席が多い方が安いため、早めに予約しておけば驚くほど低価格で移動できる。

ぼったくり

詐欺の一種。主に定価を表示していない店舗で、通常考えうる程度をはるかに上回る金額を請求されること。物価水準や現地の言語を知らない外国人は被害に遭いやすい。また、金額は通常の水準であっても、物やサービスの質が著しく低かった場合には、ぼったくりと表す。

ホットシャワー

お湯が出るシャワーのこと。主に途上国の安宿においては、シャワーのお湯が出ないことがあるため、ホットシャワーの有無は宿探しの際の重要なポイントとなる。ホットシャワーがある場合でも、簡易な電気式湯沸かし器の場合は湯量が期待できず、タンク式の場合は使用している内に湯が切れる。

ま行

マルシュルートカ

主に旧ソビエト連邦圏諸国における小型の乗合バスのこと。公営バスより値段は高いが、本数が多いため便利。「マルシュ」という略語で呼ぶこともある。

マーケット

市場のこと。主に日用品や食料品が売られており、スーパーなどの店舗よりも安価に売られている。西アジアでは「バザール」とも呼ばれる。国ごとの特色豊かな品揃えを見ることができ、その国の物価水準の感覚を得ることにも役に立つ。

もう長いんですか?

旅においては「旅をスタートしてからもう長いんですか?」を意味する。相手の旅のスタンスを探る際に用いる質問。

もう飯食いました?

出会った人をご飯に誘う文句。もう飯を食っている場合は「僕はもう食いましたけど、まだだったら一緒に行きます?僕は飲み物でも飲みます。」と答えるのがベストアンサー。

や行

安宿街

安宿が集まる地域。安宿にはバックパッカーが集まるため、それをターゲットにした旅行会社や両替屋、レストランも集まっている。一般的に治安は悪いとされており、詐欺師もナワバリにしている。タイの首都バンコクにある「カオサン通り」(カオサンの項を参照)が有名。

闇両替

固定為替相場制を取り入れている国の公定レートが、経済の実態を反映している実勢レートから乖離しているとき、両替商の許可を得ていない者が実勢レートを用いて行う両替業で両替すること。基本的に闇両替は違法である。偽札を摑まされるリスクもある。変動為替相場制の国でも闇両替はあるが、外貨への両替金額の上限がある国など、両替に何らかの制限がある国でのみ闇両替市場が生まれる。基本的には闇両替商から声をかけてくるので、自ら進んで闇の場所に行く必要はない。英語では「Black market rate」と呼び、旅人はレート情報を交換して相場を知る。

ら行

陸路

飛行機を使わない経路のことを指す。その意味では、海路も陸路に含まれる。つまり地球の表面に接して移動しているという意味合いを持つ。旅人の中には陸路に強いこだわりがある人がおり、その場合、例え金銭的に損であっても空路を使わないというルールを自身に課している。

ロスバゲ

「Lost baggage(ロストバゲージ)」の略語。旅の途中に荷物を紛失することを意味するが、主に飛行機移動の際に預けた荷物を紛失されることを指す。補償は航空会社により異なるため、基本的には海外旅行保険で補填することになる。確率は低いとはいえ、紛失すると困るものは機内持ち込み荷物にするべきである。

ロンプラ

オーストラリアのロンリープラネット社が出版する、世界最大のシェアを誇る旅行ガイドブック「ロンリープラネット」の略語。文字による情報量が非常に多く、写真は最小限しか掲載されていないため、訪れて自分の目で初めて見る感動が味わえる。英語で書かれているため、宿に置かれている確率が高い。

ローカル

 「現地」のモノ、人を表すときに用いる。「ローカルレストラン」「ローカル料理」「ローカルバス」「ローカル価格」のように使う。旅人はローカルであればある方がいいと思っている節がある。それはローカルなものはローカルでしか経験できないからである。ローカルな方が安いというイメージもあるが、実際にはものによる。

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せんまさお

せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。