【世界一周#51】インレー湖の偽漁師

インレー湖は標高800mに位置する。昼間は暑いくらいだが、朝晩はグッと冷え込む。寝ている時に毛布がポロリしていたようで寒さで目が覚めた。そして鼻風邪をひいていた。

昼前までダラダラしたあと、インレー湖へ行こうとボートを探していたところ、エイタという男がボート乗らんかと聞いてきた。

思っていたボート乗り場から離れていたので、少し警戒していたが、彼は操縦士じゃなくてただのキャッチらしい。

調べておいた相場よりすんなり安くしてもらえたが、高いことは高い。日本円で約1300円と聞けば安く思うかもしれないが、僕が泊まっている宿は一泊450円、食事は一食200円以下、バスは9時間乗っても1000円以下のミャンマーの物価と比べると高いことが伝わるはず。

二人でチャーターしても値段は変わらないらしいので同室のオランダ人を誘ったが体調が悪いらしく、彼はアクション映画を観ながら横たわっていた。

インレー湖上にある7箇所を回って約6時間のチャーターをお願いした。

街から運河を下ると、インレー湖が見えてきた。するといきなり船の上で固まっている漁師がいる。今にも網を投げるぞ、というポーズだ。つまり、「今だ、写真撮れ、ほら、伝統的な漁師だぞ」という感じだ。

思わず吹き出してしまった。そして完全に死に切った魚を船から取り出し、「今僕は魚を取りました」みたいに掲げる漁師。そして一言。

「マネー」

僕は写真は撮ったが別にお願いもしていないので払わなかった。漁師は無言で船を漕ぎ、次の観光客に向かってまた固まっていた。魚取りなよ。

インレー湖はシャン州という地域に位置しており、シャン州では銀細工の加工が盛んらしい。シルバースミスという銀加工の職人達の工房を案内してもらったが、僕が行ったら動き出したので完全に観光用だろう。

何も買わずに帰ったら、案内してくれたおばちゃんがムスッとしていた。今日来れるとは思わず、昨晩ナイトマーケットで銀細工は買ってしまっていたからだ。(380円)

次に首長族のおばちゃんのところへ行った。こちらも観光のために出稼ぎに来ているであろう首長族の方々。首長族は本当に首が長くて驚いたが、実は首にはめた重い輪っかで肩の骨が下がっているだけで、首が長いという訳ではないと本で読んだことがある。あの輪っかを外すと数日?で元の長さに戻るらしい。

首長族のおばちゃんが最後に「ありがとー」と日本語で言ったことになんか感動した。首長族って日本語知ってるんだ、って。

ここでランチ。湖上のレストランでシャン族の伝統料理を食べようとオーダーしたところ、親子で来たらしい日本人の方々と出会った。正確には首長族のおばちゃんのところに行く前に船がすれ違って挨拶だけしていた。

娘母の二人で年に1.2回一緒に海外旅行をしているらしい。娘さんが旅好きで、いつしか母を誘って行くようになったとのこと。

ウチの母だと確実にインレー湖には来たがらないだろうから、このお母様も相当アクティブだ。

2時間近く話しただろうか、持参されたらしい醤油とウェットティッシュ、ついでに余った料理をジップロックに入れて持たせてくれた。更にはご馳走していただいた。なんて優しい方々なんだろうか。僕は何もすることができなかった。最後に「楽しい時間でした」と声をかけてくださり、お別れ。ミャンマー奥地の湖の上での出会いに感謝します。

ご飯を食べてから寺院に移動した。よくもまあ湖の上に寺院を作ろうと思ったことよ。インレー湖では寺院どころか、人々が湖の上に家を建てて住んでいる。本当に疑問なんだけど、なんで近くとかじゃなくて上なんだろう。ついでに畑もある。携帯のショップもあった。普通の街が普通じゃない場所にあるのだ。

寺院には金箔を貼られすぎて丸くなった仏像があった。元の形が気になる。

寺院の次はハスから作る生地の工房へ行った。知らなかったのだが、ハスを切るとネバっとしたヤニのような液体が出る。その液体を固めて糸にして生地を作るらしいのだ。実際に工程を見せてもらったが、なんで糸になるのか意味がわからなかったが、確かに糸はできていた。不思議なもんだ。そして作るのに手間がかかりすぎるようで、ストール1枚400USDで売っていた。買えるわけないじゃないか。

最後にまたもや寺院に行った。ここにはジャンプする猫がいるけれどもうその猫はジャンプしないという寺らしい。意味がわからない。とにかく猫がたくさんいてかわいかったが、まあ変わり映えはしなかった。

これで7箇所らしい。どうやらランチの店も含まれていたようだ。僕が行きたかったのは寺院と銀細工工房とハスの生地工房だけだったので不満はない。

そしてなにより船がすごく気持ちよかった。一人チャーターなので運転手を除けば、大自然を独り占めできたのだ。美しい山々、日光でキラキラ輝く水面、風を切る船、そして良い出会い、最高な一日だった。

大満足だ。次の街へ向かう。

I sightsaw Inle lake by a boat that I chartered. I visited to 7 places in Inle lake. I wanted to visit to silversmith, some temples and cloth maker by lotus in Inle lake. Then, I met 2 Japanese who are parent and child. We had lunch in traditional food restaurant in Inle lake. We talked about our travel. They paid my bill all of sudden and gave me Japanese soy sauce and so on. I really appreciate their hospitality and kindness. After that, I visited all places that I wanted. I’m so happy today.

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せんまさお

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シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。
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