モロッコ初の長距離バス移動。バスの時間が迫っているのに、まだ朝食が出てこない。
早くしてー、早くー、バス間に合わないよー、とお願いしまくって、待つこと30分、ようやくパンとハーブティーは出てきた。ちなみにこのハーブティー、とてもおいしい。
「俺の名前はユーセル。俺の評判を予約サイトに書いてくれよな。」
と自信満々だが、この宿、エアコンのリモコンが部屋になかったので下さいと頼むこと5回、ようやく持ってきたのは小型のヒーター。もちろん部屋は全く温まらない。夜は白い息が出るレベルで寒い。
そしてこの朝飯の待機時間の長さ。ついでにWi-Fiは部屋まで届かないし、シャワーヘッドは壊れて割れ目から飛び出すお湯の方が多い。
唯一の良い点は、中庭でくつろいでいるときにスタッフのおじいちゃんがやってきて、スマホで韓国映画を見せてくれたところ。その気持ちだけ受け取っておきます。
こんなこと予約サイトに書き込んだら潰れること必至なので、おじいちゃんのためにも何も書かないという選択をする。嘘を書くくらいなら書かないほうがマシだろう。あと改装中なので改装が終われば色々マシになるだろう。
時刻は9:30。バスターミナルまでタクシーで行きたかったのに、こういう時に限ってタクシーはいない。
激しい坂道を歩きながらようやく捕まえたタクシーは10ディルハム(110円程度)でバス停まで行ってくれた。外国人相手には意地でもメーターを使ってくれない。
少し待ってバスの出発時刻。なかなか良いバスで、道も悪くなく、モロッコってやっぱり旅しやすいんだなと感じる。
途中休憩を挟みながら、5時間かけて目的地のシャウエンへ到着した。
シャウエンのメディナ(旧市街)は青一色。建物のほとんどが青色に塗られているのだ。
宿も青、部屋の中も青。かわいい!
今日も昼食を食べておらず、空腹からとてつもなく中華料理が食べたくなったので、中華料理屋へ。
牛肉面を注文。中国以来だ。
ワクワクしながら待っていると、真っ赤なラー油が浮かぶ牛肉麺が出てきた。たまらん!
そしておいしすぎる。僕好みの塩気たっぷりスープ。冷えた身体を燃やすラー油の辛味。モチモチの麺。ホロホロ肉。
幸せってこういうことだよな、と噛みしめながらスープも殆ど飲み切ってしまった。明日の肛門のことは明日考えれば良い。
青い街を歩き、パンを買って宿に戻った。
少し早い時間に夕飯を食べたので寝る前に小腹が空いてきた。パンを一つ食べると、サクサクのパイ生地でうまい。
さすが元フランス領。ラオス、ベトナムのように元フランス領は外れなくパンがうまい。
部屋はめちゃくちゃ寒い。この宿はエアコンなしだ。唯一の救いは分厚い毛布が二枚あること。
手紙を書いたら足湯して寝よう。
せんまさお
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