同じ宿のNガノさんと、韓国人のショウボウさんと一緒に隣町へ観光へ向かう。
ショウボウさんも長い旅をしているらしく、Nガノさんと同じく、この宿に長く滞在しているらしい。
バスターミナルへ向かうと、イランで同じ宿に泊まっていたTモくんと偶然再会。ほんと再会ってなさそうでよくある。
実は同じ宿に、ウズベキスタンのサマルカンドで一緒だった香港人の女性と、アゼルバイジャンのシェキで一緒だった男性がいた。宿の嗜好が似ている人は再会しやすいんだろうが、街中で再会することもあるからおもしろい。
マルシュルートカで30分、隣町のムツヘタへ到着。
1000年以上の歴史がある教会を見学。古いものにこそ価値があるという考えはものすごく好きだ。普通は古ければ価値が下がるもんだが、古すぎると価値が上がるというとはおもしろい。そんなものを作ってみたい。
そこからタクシーをチャーターし、山の上に建つ教会へ。1000年以上の歴史がある教会よりは地味だが、こんな山の上に建てるガッツは尊敬する。
教会のほとりは崖になっており、そこからはムツヘタの街が一望できる。どこまでも続く山々。どこからか続いてきた川。いつからか住み着いた人々。
強い風を全身に浴びて男三人黄昏る。言葉は交わさないが、今オレらいいかんじ、という気持ちが共有されている。
山を降り、宿へ戻る。
途中でスーパーへ寄り、夕飯やらワインやらをそれぞれ買っている。
帰り道、突然背後から破裂音がして液体が飛んできた。何事か、と振り返ると、Nガノさんが買ったとっておきのシャンパンがビニール袋を突き抜けて落下し、木っ端微塵になっていた。
シャンパンって落とすと破裂するんだ。
夕飯の後、三人でハマムへ向かうことに。しかし、21時以降は貸切湯のみらしく、高いので断念。
ションボリしながら宿へ戻る。また公園を通って帰っていると、噴水ショーが行われていた。
この噴水を見るために来たと考えよう、とポジティブになろうとするが、割と地味なショーに皆笑ってしまった。
そして夜はいつまでも、いつものようにおしゃべり。もちろん内容なんて覚えていない。そういうもんだから楽しい。
せんまさお
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