【世界一周#129】天津に天津飯はないが天津甘栗はある

天津に来た目的は天津甘栗を食べること以外には特にない。ちなみに天津飯は日本オリジナルの中華風料理なので、ここ天津で天津飯を食べることはできない。

天津旧市街があるらしいので、そこになら甘栗があるだろうと踏んで行ってみた。というのも、天津は金融街があるくらい栄え切ってしまっているので、その辺で栗は買えそうにないと思ったからだ。

栗ありますか、と聞いて回っていると、すぐに見つかった。しかしどれも日本で見るようなパックの甘栗しかない。仕方がないので、それを一つ買った。

小腹が空いたので天津のB級グルメらしい煎餅果子というものを食べることにした。あちこちの屋台でクレープのように生地が焼かれている。薄焼き生地の上に卵を潰して塗り、ピンクと茶色のソースを塗る。最後に柔らかめの煎餅を砕いて乗せ、生地で包めば完成である。まずい!

どうやらもう一つ有名そうなお菓子が売ってあったのでそれも買うことにした。砂糖をめちゃくちゃ控えたかりんとうのようなもので、大麻花という名前らしい。物騒な名前だ。黒糖味を買ってみたが、これがめちゃくちゃおいしい。揚げることで小麦の甘みが十分に引き出されている。カリカリの食感は硬すぎも柔らかすぎもせずちょうど良い。

天津旧市街から歩いて徒歩10分足らずで元イタリア租界地に着く。ここ天津は、日本を含む数多くの国の租界地があった場所で、なぜかイタリアだけが今も街並みを残しているのである。

中国の南側でも、フランス租界地の街並みが結構残されていたし、なんなら修復して保護されていたが、日本の租界地が保護されている地域は見かけたことがない。

姑息な不平等条約を結んだ側の国民なので言うべきではないかもしれないが、欧米カッコイイみたいな風潮があるのは欧米以外の国のスタンダードなんだろう。

日本もカッコイイって言われる日がくればいいな。クールジャパンとか言っているけど、日本好きはたぶんちょっと変わった人というかサブカル的な人かメインだと思う。

「うんうん、分かる。オレ、日本の良さ分かるサイドの人間。(ドヤァ)」みたいなかんじ。日本人がなんとなく感じている欧米へのカッコ良さとは違う気がする。

それはさておき、そのイタリアンなストリートをウォーキングしていると、ヨーロピアンマダムがティータイムをとっていた。

なんでわざわざヨーロッパから来てイタリアンな街で寛いでるんだろう、と思ってしまったが、逆に考えれば日本人がヨーロッパでチャイナタウンに行くみたいな感覚なのかもしれないからまあいいんだろう。

僕はヨーロッパに行ったことがないので、EUってどこの国も同じ雰囲気なんだろうくらいにしか思っていないからこういう発想になるんだろう。

川沿いでゆっくりしたあと、夕飯を食べた。いろんな街で「李先生」というチェーン店を見かけていたが、初めて入ってみることにした。

牛肉麺のチェーン店らしく、李先生牛肉麺という一番定番そうなメニューを注文した。牛肉麺はどこで食べてもそれなりに美味いので定期的に食べていたが、まさかこのチェーン店の牛肉麺が一番美味いとは思ってもみなかった。チェーン店、恐るべし。

辺りはもう薄暗い。電子マネーがあれば、街中で自転車をレンタルすることができる。道端というかあちこちに路駐してあるレンタサイクルについてあるQRコードを専用アプリで読み込むと、ロックか外れる仕組みになっている。

初めてのトライだったので、恥ずかしがって人混みから外れた茂みに隠れてロックを解除してみた。豪快な音が鳴り、ロックが外れた。しかもこの自転車、日本の電動自転車のような電動アシストとは異なり、充電で走る自転車なのだ。もはや自転車というより電動バイクである。

恐らく時速10~15kmくらいしか出ないが、李先生で火照った身体を夜風が冷やしてくれる。楽しいので街中を走っていたら夜景が綺麗な公園に着いた。

金融街の夜景が川に反射して美しい。中国は昼と夜で街の見え方がガラッと変わるからおもしろい。夜景映えする建築物なら中国ってかなり進んでるんじゃないのかしら。

夜釣りをしている人たちを眺めていたが、誰も釣れていない。おもしろくないのでまた電動バイクに乗って街中を走り回った。これめちゃくちゃ楽しい。

スピードは足こぎより出ていないので危なくもない。例えばアクセルを捻りっぱなしでブレーキを握ってもすぐに止まる。これくらいなら日本も公道での利用を許可すればいいのに。今話題の高齢者の運転でも安心だろう。現に中国では高齢者が電動バイクでスイスイ走り回っている。日本にはシニアカーがあるが、あれは最高時速6kmなので逆に遅すぎて長距離移動には向かないように思う。

充電が切れかかってきたので宿に戻った。乗り捨てOKと聞いていたが、指定の駐輪スペース以外で降りる場合は、追加で15元も必要だった。もったいないので宿から徒歩3分のみ駐輪スペースに戻すと、レンタル料金は4元で済んだ。

そう、4元(66円程度)である。安すぎやしないだろうか。確か1時間近く走っていたのに4元とは驚きだ。それでも路線バスの方が安いので、使い分けるようにしよう。何より気軽にレンタルできるのは素晴らしい。

明日はまた長距離移動。実は中国でシャングリラの次に気になっていた都市。

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せんまさお

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シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。
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