【世界一周#119】世界で一番美しい場所で一番美しい場所

また雨が降っている。ポジティブに考えれば、昨日は止んでいる時間があったので運が良かった。

バス停が宿のすぐ近くにあってよかった。午前7時にはバス停に着き、まもなく駅へ向かうバスはやってきた。

駅で朝ごはんを食べ、電車に乗った途端に寝てしまった。乗客の奇声で目が覚めたが、まだまだ時間がかかる。

今日は杭州市へ移動。緯度でいうと福州は沖縄らへんだったが、杭州は鹿児島くらいである。なんとなくまだ寒そうな気がしたので、久しぶりに長袖と長ズボンにした。電車の中は人の熱気で曇りそうなほど暑かった。

3時間半かけて電車は杭州市に到着。明日にはもう別の街に移動するので、駅の近くの宿に荷物を置いてすぐに街へ出かけるつもりだった。

ところがどうしても宿が見つからない。予約してあるので、その住所情報を見るが、どうも情報が不足しているようだ。電話してみても通話中のようで繋がらない。

住所には番地までしか記載がないが、その番地にはビルが5つ建っており、更に何号室かも分からない。看板は出ていないもんかと探したが、全く見当たらない。

番地は枝番まであるようだが、そこまで候補に挙げると埒があかないので、枝番がない番地を表札に掲げてある別のホテルで聞いてみることに。

これまた言葉が全く通じないが、身振り手振りで助けを求める。優しい方が、予約してあるホテルまで電話をかけてくださり、スタッフが迎えにきてくれることになった。

しばらくそのホテルのフロントで待っていいとのことで、お言葉に甘えさせて頂いたが、何分待っても予約している宿のスタッフは現れない。

助けてくれた方が翻訳サイトを使って、

「あなたの宿の人は宿泊者に不親切ですね」

と言っていた。確かにそうだが、この待たせてもらっているホテルと比べてものすごく値段が安いからそれはしょうがない。日本でも安いサービスとか商品とかを使ってその質に文句を言っているのをよく聞くが、ある程度は金額と質は比例するからその批判はお門違いな気がする。値段の割に良い質のサービスや商品が増えているから勘違いしているんだろう。それは消費者側の搾取であって、本来なら払うべき対価を払っていないので感謝すべきだと思う。

僕も旅となるとたまに文句を言うが、ダメならダメで諦めがつく値段しか払っていないのでしょうがない。ただ、詐欺まがいの悪徳商売には強く意見を言うべきだとも思う。そして僕は日本では恥が勝って強く出られないので、とてもおとなしい消費者だ。

30分くらいして僕の宿のスタッフがやってきた。短パンにTシャツと値段相応の格好だ。待たせてもらっていたフカフカのソファーから立ち、助けてくださった方にお礼を言ってスタッフに付いていった。

なんのことはない、自力で探すのは不可能な場所にあった。というのも、看板などない雑居ビルの15階の1512号室だったのだ。おそらく勝手に開いているいわゆる民宿的な宿なんだろう。

スタッフは布団カバーを付け替えて、シーツを敷き、ここが君のベッドだと教えてくれた。今まで考えたこともなかったけど、前の人が寝た寝具のカバーを変えただけって結構不潔だよな。宿によっては掛け布団のカバーがなかったりするから余計に。考えないことにしよう。

とにかく腹が減ったので近くのスーパーで弁当を買ってその辺で食べて市街地へ向かった。中国はいわゆる日本式の弁当があるから助かる。どこかのカリーの国みたいなカリーとかビリヤニとかの弁当ばかりじゃないから助かる。

杭州は次の街へ行くついでに寄っただけだが、観光地としてはメジャーらしい。土曜日ということもあって人人人の人だらけである。まるで大阪の難波みたいだな、と思ったが、大阪の難波も中国人だらけだから本当に一緒だ。

清朝時代の街並みを再現しているらしいが、僕は学がないので詳しくは分からないがきっと清っぽいのだろう。ああ、これが清なんだ、と清を感じようと努力したが、他の街で見てきた古い街並みと同じように見えて、旅する上で歴史の知識がいかに大切か痛感した。

そこから城隍閣茶楼という城のような寺のような巨大な建物の最上階が茶屋になっているところへ行ってみた。とはいっても今日はお茶をゆっくり飲んでいる暇がないのでサッと眺めて回るだけだったが、中国で見たことのないような組み方の建築物で美しさが際立って見えた。ここでもウェディングフォトを撮っていた。中国の人口は更に増えるのだ。

そこからバスで西湖という湖へ移動。この西湖、かの有名な旅行家マルコポーロが、かの有名な東方見聞録にて「世界で最も美しい都市」と言わしめた杭州において最も美しいとされている場所。

その西湖沿いにある雷峰塔という仏塔へ。かつての遺跡を再現したらしく、地下では西暦900年代に作られたオリジナルの仏塔に使われていたレンガがそのまま残されているのを見ることができた。インドのハンピでも思ったことだが、人はいつか死ぬが石(岩)はいつまでも残るのだ。

現在の仏塔はエレベーターが付いており、スルスルと最上階まで行くことができる。味気ないが高速で歩き続けた僕の足が痛いと叫んでいるんだからしょうがない、乗ろう。

あっという間に良い眺め。あいにくの天気なので靄がかかってはいるが、西湖に浮かぶ観覧船がいくつも見える。湖の周りは深い緑に覆われているが、巨大なビルも当然見える。天気がいい日に見たかったが時期が悪い。そのせいもあって、マルコポーロが見た杭州はどれだけ美しかったのだろうかと想像が膨らむ。

雲でよく見えないが、日が沈んできたので宿に帰ることにした。晩飯を食べ、最近止めることができないアイスを買い、宿の前の公園で食べた。電動スクーターに乗ったおばちゃんに何かを聞かれる。いつものように、何言ってるのかちょっと分からないと伝えると去って行く。エレベーター前でも何か聞かれるが、例のごとく去って行く。

話が通じれば、もっとおもしろい展開になる可能性があるだけに残念だ。なんとなくだが、国と国の境は地理的なものを考えがちだけど、言葉の壁も大きな要因な気がする。例えば、日本語ペラペラな外国人がいたら、言葉が通じない外国人より親近感が湧くし、理解しようと思える。

最近、日本と諸外国で揉めている話をよく聞くが、もし同じ母国語を持っていたとしたら、もう少しは平和な道を進めたのかもしれない。細かい話は置いておいて、これは感覚の話。

今夜の宿の部屋では翻訳ソフトのおかげで友達ができた。中国の芸能をしているらしく、日本で公演することを今は目指しているらしい。翻訳ソフトとはいえ、言葉が通じたからこそ、応援したいなと思えたのだ。

さて、杭州は元々1泊2日の予定。もう満足といえば満足だが、明日も電車まで少し時間があるので、早起きできたらもう少し見てみよう。もし早起きできたらの話。そういうこと。もう分かるよね。

I arrived at Hangzhou today. I have plan to stay here for only 2days so I wanted to travel as soon as possible but I couldn’t find my hotel. I called to a staff but he didn’t get my call. I asked about this hotel’s info to another hotel. A staff helped me such as called to my hotel and so on. Finally, my hotel’s staff came to my place. I felt relief. Then I visited some famous streets and places. I enjoyed but it was not enough. I will travel again if I can get up early.

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せんまさお

せんまさお

シャイな僕が世界一周の旅へ。諸事情により緊急でお金が必要だったので一部上場企業のキーエンスへ就職。27歳で退職し、夢だった世界一周をすることに。やりたいことを全部やっている最中です。まずは死なずに帰ってきます。皆が憧れる世界一周だと思いますが、良いところも悪いところも全てそのままお伝えして、一緒に旅している感覚になっていただければ嬉しいです。座右の銘はPLUS ULTRA。「もっと向こうへ」という意味です。好奇心の赴くままにもっと向こうへ行ってきます。好きなコーラはコカ・コーラ。スカッとさわやかコカ・コーラ。LOVE&PEACE。

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